商標ブローカーという存在を知っていますか?いわゆる商標ヤクザです。
商標ブローカーは他人からお金を巻き上げるためだけに商標登録を受け、知財への意識の低い会社をイジメることを仕事にしています。
商標ブローカーに狙われてしまったら慌ててお金を払わないでくださいね!

 

チーたん
あいぴー、大変だよ!さっき内容証明郵便が届いたんだけど、「警告 貴社の使用している商標は〇〇社所有の商標権を侵害しているので使用を中止し、また過去の損害に関し損害賠償金を支払え」って書いてあるよ!
あいぴー
なんやねんそれ!
うちにはわからんから、ふっくんに任せるわ!

ふっくん
れどれ。・・・これ、警告状を送ってきた人も、商標権の所有者も業務がよくわからない会社ですね。あいぴーの会社と業務が全然違います。
・・・商標ブローカーの可能性がありますよ。

あいぴー
商標ブローカー?
ふっくん
商標ヤクザですよ。パテントトロールのようなものです。

自分は商標を使うつもりもないのに、他人の業務の邪魔をして大金をせしめるために先取り的に商標権を取得して真面目に仕事をしている人に警告をするヤクザです。

商標登録を受けるのに実際に使用していることを必要としない登録主義の国(日本や中国など)ではよく見受けられます。

チーたん
うわー。そんなのにうちの会社狙われちゃったんだ(><)
あいぴー
めっちゃ怖いやん・・・
どうしたらエエの?
ふっくん
まずは、相手が本当に商標権者なのかどうか確かめてください。
J-Platpatでも調べられますが特許庁できちんと調べて下さい。

単なる実施権者や赤の他人が警告状を送ってくる場合もありますからね。

チーたん
ちゃんとした商標権者だったら?
ふっくん
正当な権利行使として差止や損害賠償請求をしてくる相手には誠実に対応する必要があります。

一方、「商標権者自身(とそれと同視しうる者)が使っていないのに登録している商標権」に基づいて権利行使してくる(というよりも高額で売りつけてきたり損害賠償請求をしてくる)のが商標ブローカーのやり口です。

相手がきちんと業務をしているかどうか調べてください。

チーたん
相手がきちんとした会社だったらどうすればいいの?
ふっくん
その場合は商標の使用を止めるなりライセンス契約を結ぶなり適切な手段を取りましょう。
会社に知財部がなく詳しい人がいない場合は弁理士や弁護士に頼みましょう。
チーたん
商標ブローカーからのいちゃもんだったら?
ふっくん
その場合は徹底抗戦です!
法律を武器に徹底的に戦いましょう!
チーたん
ふっくん、小さいけど頼もしい!
ふっくん
自分の業務を安心して継続出来るように、また消費者も安心して一定のブランド(商標権)が付された商品を購入(サービスを利用)出来るように、使用する意思のある人が商標権を得るのが商標法の趣旨(商標法1条)に沿います。
商標ブローカーがやっている行為は、こういった法律の立法趣旨に反する行為ですので、許されません!

商標ブローカーは大抵使用しない商標について商標権を取得しているので、その権利は無効理由を有しています(商標法46条)。無効審判を請求して商標権を無効にしてしまえば商標権は初めからなかったことになるので(商標法46条の2)、以後あいぴーは安心してその商標を使用することができます。

また、相手が商標を3年間使用していない場合には商標登録取消審判(商標法50条)を請求することもできます。

チーたん
さっそく審判請求をしよう!
ふっくん
・・・でも審判の審決が確定するまで長い時間がかかりますよ。
チーたん
じゃあどうすればいいの?
ふっくん
商標ブローカーと交渉しましょう。
無効審判を請求するぞと脅せば相手は低額で商標権を売ってくれるかもしれません。

チーたん
ふっくん、やくざみたい(笑)

ふっくん
私は法律を武器と防具にして交渉をしているだけですよ。

あいぴー
ふっくんを飼ってて良かったわ〜
ふっくん
飼われたつもりはありませんよ
あいぴー
まあまあ、ほれ、ごま豆腐
ふっくん
うまー!
・・・って、ごまかさないでください!
チーたん
ゴマだけに・・・ww
ふっくん
・・・とにかく、商標ブローカーに目をつけられたということは、この会社の知財への意識が低いということを意味します。
私がここにきたからにはこんな商標ブローカーの好きにはさせません。

商標ブローカーやパテントトロールが恐れるほど強固な知財の壁を築いてあげますよ

チーたん
ぼくも知財担当者になったからには頑張るよ!
ふっくん
では、まずは「予防」をしましょう。

何か事件に巻き込まれてから慌てるよりも、事前に予防しておいた方がずっと失うものは少ないですから。

必要だと思ったらすぐに商標登録出願をすること。これが基本ですよ。

チーたん
外国でも商標登録を受けたほうがいい?
ふっくん
商標の使用の可能性があるあらゆる国で商標登録を受けてください。特に中国は危険ですよ。

それから、商標調査はしっかりおこなって目を光らせておいてください。これは知財担当者であるチーたんがやってもいいですし、誰か他の人に任せてもいいでしょう。

それから、商標の使用の時期や使用の仕方、地域などを記録しておくことも大事です。

いちゃもんを付けられた時に先使用権の主張がしやすいですからね

あいぴー
商標ブローカーに狙われやすい会社ってあるん?
ふっくん
そうですねぇ、経営が順調で資金繰りが良い会社で知財への意識が低い会社は良いカモでしょうね。
私が商標ブローカーだったら、そういう会社を狙って警告状を送りますよ。
あいぴー
ふっくんの協力を得て商標ブローカーになったる!
ふっくん
商標ブローカーなんて恥ずかしい職業ですから私は嫌ですよ
あいぴー
冗談や冗談!
チーたん
・・・あいぴーの場合は冗談に聞こえないんだよなあ・・