「うちの製品はこんなに良いのになぜ売れないんだ」
こんな疑問を持ったら商品を買う顧客の気持ちになって考えてみることです。
顧客は必ずしも技術の優れた商品だけを買うわけではありません。

見ための格好良さも重要です。

あいぴー
じゃじゃーん、Apple watch 買ったで!
チーたん
また無駄使いして~
あいぴー
まあまあ。たまには趣味にもお金を使わんと
チーたん
自費出版は趣味じゃないの?
ふっくん
あいぴーの趣味はお金がかかりすぎますね。
あいぴー
う、それを言わんといてーな
チーたん
それはそうと、どう?Apple watchの着け心地は?
あいぴー
着け心地はともかく、デザインがかっこいいわ
チーたん
スマートだよね。これもジョナサン・アイブのデザインなのかな
ふっくん
アップルは知的財産権の中でもデザインに力を入れていますからね。

アップルの特許出願件数は日本の会社に比べて極端に少ないんですよ

チーたん
訴訟ばかり起こしているからたくさん特許をとっているのかと思った
ふっくん
特許網を築くために必要なものだけを厳選して取っているのでしょう。

アップルはデザインとブランドいう知的財産権の方に力を入れていますね。

チーたん
そういえば、特許の話をしたときに、ふっくんが”技術が優れていてもすぐに商品が売れるわけではない”ということを教えてくれたね
ふっくん
そうです。たとえば、時計を買うときに、特許があるから買おうと思いますか?思いませんよね。

一般消費者は、その製品に特許があるかどうかなんて気にしません。

見た目がかっこいいか、どこのブランドか、そういうことしか見ていないのです

チーたん
確かに、ぼくも自分のものを買うときは特許の存在なんて気にもかけないよ。
ふっくん
高い技術力や特許の存在は、BtoBには訴えかけますがBtoC、つまり会社が消費者に向けて販売するときにはあまり意味がないのです。

しかし、そのことが意識されるようになったのはわりと最近になってからです。

ふっくん
昔の家電を見てください。あまり格好良くないですよね。

かつては技術を重視してデザインは蔑ろにされていたのです。
高度成長経済では、製品を作れば作るだけどんどん売れましたからね。

ふっくん
物余りの現代では、創っただけでは売れなくなりました。

そこで、デザイン思考という概念が重視されるようになってきたのです。

・・・とはいっても、最近はデザイン思考が行き過ぎて、デザイン偏重になっているきらいもありますが。

チーたん
そうだね。最近では何でも、ほどほどに良いデザインだもんね。でも、性能がイマイチだったりする
ふっくん
デザインも重要ですが技術も大事ということですね。
そのバランスを取るのが難しいのですが
チーたん
ところで、デザインを真似されたら知的財産権の侵害だって言えるの?
ふっくん
もちろんです。意匠法で保護されますよ。

ただ、意匠法は権利解釈も不安定で、活用しづらいですね。

意匠権を取得するのは有効ですが、何でもかんでも意匠権を取ればいいというものでもありません。

会社が重視する商品に絞って意匠登録出願し、その他は著作権法や不正競争防止法で対応すればいいのではないでしょうか

あいぴー
主力製品のブランドを守るにはどうしたらエエの?
ふっくん
商標法で保護されますよ。
あいぴー
商標も格好いいのにしたろ。
ふっくん
種々の知的財産権を使いこなすため、AIPブレンドについて学んでくださいね。
チーたん
エンジニアの立場からは、性能さえよければ売れるって考えていたけど、使ってみなければわからない良さだけでは顧客の心に響かないんだね。
見た目で魅了しなくちゃいけないんだ。
あいぴー
・・・うちももうちょっとおしゃれしよかな
チーたん
ぼくも・・・(笑)