新興国での海賊品の製造販売には頭を悩ませている会社も多いと思います。

警告状を送っても無視して海賊品を作り続ける態度には怒りを感じることもあるでしょう。

新興国での知的財産権の侵害に対しては、法的な手段とともに、心理的な手段を取ることも有効です。

あいぴー
うちの会社の模倣品が中国で製造されとるから連絡してみたんやけど、何も応答なしや(T_T)
ふっくん
被害が増大する前に適切な処置を取りましょう
あいぴー
えーっと、侵害者を見つけたらまずは警告をするんやろ?
ふっくん
日本国内ならそうですが、新興国の企業は警告を受けたくらいでは製造販売を中止したりはしませんよ。

いきなり訴訟を提起してもいいでしょう。中国当局に摘発させてもいいですね。

あいぴー
過激やな
ふっくん
話し合いに応じてくれない場合はこれくらい仕方ありません。
あいぴー
差し止めは出来たとしても、過去の損害についてはどうしたらええの?
ふっくん
民事で訴訟を起こしましょう。ただ、時間もかかりますので、差し止めをするのが最重要です。急いで行動を起こしましょう!
あいぴー
争うのは大変やなあ
ふっくん
真似されるということは、それだけ魅力的な製品ということの証明でもありますからね。
自信を持ってもいいですよ。
あいぴー
質の悪い模倣品を作っている会社も多いけど、国内の品質に近い高品質の模倣品を作っとる企業もあんねん。
ちょっと怖いわ
ふっくん
確かに敵としてみると怖いですね。

ですから、仲間に引き込んでみてはいかがですか?
安価で特許権をライセンスして、自社の中国工場代わりに利用するのです。

中国企業側としても、本家からライセンスをもらえるなら嬉しいのではないでしょうか。

あいぴー
そうやな。
なるべく手を組む方向で考えてみるわ。

低品質の製品を作っている工場には断固として差止をさせてもらうけどな!


ふっくん
ちなみに、中国で作られた知的財産権の侵害物品が日本へ輸出されているときは、日本の税関で措置をとれますよ。