人は、自分が思いついたアイデアは出来るだけ簡便な方法で保護されることを期待します。

著作権法なら何の手続きもしないで発生するのでお手軽ですが、実は、アイデアは著作権法では保護されません。

いくら「これは俺のアイデアだ。盗むな!」と主張したところで、著作権法的には問題にならないわけです。

したがって、アイデアを保護して欲しい人は、別の手続きをする必要があります。

私はお勧めしませんが・・・。

チーたん
著作物が著作権法で保護されるためには文化庁に届け出なければいけないの?

ふっくん
そんなことする必要ありませんよ。日本は無方式主義を採用しているので、著作物には自然に著作権が発生します。

登録したほうがいいのは、他人から著作権を譲り受けた場合だけです。

普通の人には著作権登録なんて必要ありません。


チーたん
そうなんだ。

じゃあ、アイデアとかはどう?著作権法で保護されるの?


ふっくん
アイデアは特許法で保護されます。

著作権法では保護されません。

アイデア自体を保護してしまうと、企画をたてることもできなくなってしまいますし、またもし語句を制限してしまったら、文章を書く事もできなくなってしまいます。

ですから、著作権法では「創作的な表現」しか保護しません。「アイデア」や「コンセプト」といったものは保護されないのです。


チーたん
なんだ~。自動で保護されるっていうから最強だと思ったけど、厳しいんだね。

ふっくん
だれでも思いつくようなアイデアが公的機関への登録もなしに保護されてしまったら大変ですよ(笑)

チーたん
たしかに、あいぴーが考えた「一週間でプロ並みの絵が描ける方法」が著作権で保護されたら困るな(笑)
あいぴー
じゃあ特許出願したるわ!

ふっくん
特許登録されたらいいですね(笑) 楽しみにしています(笑)