【2022年追記バージョン】
特許事務所で商標担当の弁理士としてキャリアを積んでいても、「この特許事務所を辞めよう」と思うことがあるでしょう。

その理由は人それぞれだと思います。

 

たとえば、女性商標・意匠弁理士だと多いのが、配偶者の転勤や出産でしょう。

 

男女ともに多い退所理由は、

給与に不満。

待遇に不満。

人間関係に不満。

 

といったところでしょうか。

 

退所して、専業主婦になる人を除いたら、仕事を続けるために転職活動をすることになりますが、この転職活動というものが曲者です。


ここで、転職先候補として以下のような場所が考えられます。

 

①特許事務所

②企業知財部

③企業法務部

④その他

もし商標専門の弁理士としてのキャリアを積んできて、転職をしたいのなら、今まで培ったスキルを活かし、①や②を選ぶのが通常でしょう。

 

しかし、あなたに余程高度なスキルが無い限り、好条件で転職することは困難です。
今までの経験が商標の仕事で、弁理士の他に持っている資格がTOEIC700点程度では差別化になりません。
できたら中国語等別の言語が得意な方がアピールになるでしょう。

 

比較的高年収が約束されている特許事務所ですが、それでも特許明細書を書く弁理士と比べたら年収は低めです。

 

しかし、考え方を変えれば、特許弁理士よりずっと残業時間も少なくワークライフバランスの充実している人が多いことも事実です。

 

特許明細書を書く弁理士が高年俸過ぎるのであり、商標弁理士の給与というものは、一般の営業職等に比べれば仕事の残業量と給与を比較するとずっと恵まれています。

 

特に実務経験の長い人は厚待遇で迎えてもらえます。中国語が得意な人なんて非常に市場価値が高いといえます。
高い年収が欲しいのなら、理系の大学で学び直しても良いかもしれません。

短期的には辛いですが、後々のことを考えると食いっぱぐれない弁理士になれます。
(弁護士資格をとるのはお勧めしません。弁護士資格をとっただけでは食べていけません。)

 

コミュニケーション能力等他の能力に秀でている人は全く別の(弁理士資格を必要としない)職種にチャレンジしても良いでしょう。

 

場合によってはベンチャー企業へ行くのも面白いかもしれません。
家族がいた場合はお勧めできませんが、独身ならそんな経験を積んでおくのも面白いでしょう。

 

まとめ

商標弁理士は中国語や英語など語学が得意な人なら特許事務所でやっていけるので、より良い条件で雇ってくれるところで働きましょう。

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