商標ブローカーという存在を知っていますか?いわゆる商標ヤクザです。
商標ブローカーは他人からお金を巻き上げるためだけに商標登録を受け、知財への意識の低い会社をイジメることを仕事にしています。
商標ブローカーに狙われてしまったら慌ててお金を払わないでくださいね!
うちにはわからんから、ふっくんに任せるわ!
ど
・・・商標ブローカーの可能性がありますよ。
自分は商標を使うつもりもないのに、他人の業務の邪魔をして大金をせしめるために先取り的に商標権を取得して真面目に仕事をしている人に警告をするヤクザです。
商標登録を受けるのに実際に使用していることを必要としない登録主義の国(日本や中国など)ではよく見受けられます。
どうしたらエエの?
一方、「商標権者自身(とそれと同視しうる者)が使っていないのに登録している商標権」に基づいて権利行使してくる(というよりも高額で売りつけてきたり損害賠償請求をしてくる)のが商標ブローカーのやり口です。
相手がきちんと業務をしているかどうか調べてください。
会社に知財部がなく詳しい人がいない場合は弁理士や弁護士に頼みましょう。
法律を武器に徹底的に戦いましょう!
商標ブローカーがやっている行為は、こういった法律の立法趣旨に反する行為ですので、許されません!
商標ブローカーは大抵使用しない商標について商標権を取得しているので、その権利は無効理由を有しています(商標法46条)。無効審判を請求して商標権を無効にしてしまえば商標権は初めからなかったことになるので(商標法46条の2)、以後あいぴーは安心してその商標を使用することができます。
また、相手が商標を3年間使用していない場合には商標登録取消審判(商標法50条)を請求することもできます。
無効審判を請求するぞと脅せば相手は低額で商標権を売ってくれるかもしれません。
・・・って、ごまかさないでください!
私がここにきたからにはこんな商標ブローカーの好きにはさせません。
商標ブローカーやパテントトロールが恐れるほど強固な知財の壁を築いてあげますよ
何か事件に巻き込まれてから慌てるよりも、事前に予防しておいた方がずっと失うものは少ないですから。
必要だと思ったらすぐに商標登録出願をすること。これが基本ですよ。
それから、商標調査はしっかりおこなって目を光らせておいてください。これは知財担当者であるチーたんがやってもいいですし、誰か他の人に任せてもいいでしょう。
それから、商標の使用の時期や使用の仕方、地域などを記録しておくことも大事です。
いちゃもんを付けられた時に先使用権の主張がしやすいですからね
私が商標ブローカーだったら、そういう会社を狙って警告状を送りますよ。