フェイスブックの創業者ザッカーバーグの人生は世界中の人の注目を集めました。

彼が億万長者になれたのは、親の育て方が良かったからだ、地頭が良かったからだ、とさまざまな理由が飛び交っていますが、 確実に言えることは、「知財を活用したから、よりお金を稼げた」ということです。

 

ふっくん
ザッカーバーグが億万長者になった理由はなんだと思いますか?

チーたん
天才だったからでしょ?

ふっくん
それはそうですが、もっと大きな理由があります

あいぴー
ふっくんが問題にするくらいだから、知的財産が答えやないかな?

ふっくん
ご名答!
ウェブ上の新サービスの話になると、オープンだからだとかフリーだからだとかという議論ばかりされていますが、それらを支える技術があり、その技術を知的財産でしっかり守っていたからこそザッカーバーグは億万長者になれたのです。

ふっくん
天才的な発明家はたくさんいました。でもその全てが大金持ちになったわけではありません。

エジソンが億万長者になったのは、エジソンに学ぶ知財戦略で語ったように、知財戦略を立てていたからです。

単に天才的な発明をしただけでは名誉は得られるかもしれませんが稼げません。
事実、日本の企業や大学では、多くの素晴らしい発明がなされていますが、その発明で稼いでいるのは、その知財を利用た外国企業なのです。

 

日本の企業はまだまだ知財を戦略的に使うことに慣れていません。

そのため、素晴らしい宝の山が文字通り眠ったままです。

ものづくり大国日本では日々知財という宝が生み出され、アメリカがそれをつかって稼いでいるのです。

チーたん
日本で生まれた発明は日本人に活用してほしいな

ふっくん
そうですね。

でも、知財の評価の仕方は難しくて、なかなか有効に活用できないのが現状です。


ふっくん
他人の知財ではなく、まずは自分が生み出した知財を有効に活用することから始めてみるといいかもしれません。
たとえば、素晴らしい発明があったら、それをもとにベンチャー企業を立ち上げてもいいかもしれませんね。
また、中小企業では、会社の中に眠っている知財を掘り起こして活性化させてほしいです。

チーたん
発明家としては、発明に基づいた起業って憧れちゃうなあ。

 

ふっくん
起業の前に、まずは市場や先行技術を調査する必要があります。

自分が素晴らしい発明だと思い込んで起業しても、社会の役に立たないものを創ったところで、市場には受け入れてもらえません。

ザッカーバーグたちも、先行技術を調査・研究しました。

特にフレンドスターやマイスペースの失敗に学び、悪い点を改良し、使いやすくしました。

フェイスブックという名前(商標)を世界中の商標権で保護し、ドメイン名も早期に取り、知的財産権で強固な網を張り巡らしました。

チーたん
そうか。調査って大事だね。ぼくもいいアイデアが浮かんだらしっかり調査するよ

ふっくん
情熱があるときに起業するのが一番です。苦しいこともあると思いますが、頑張ってくださいね。

応援していますよ