特許以外の小さな提案といったような知財を生むのに対して労力はかかりません。
しかし、有効に活用することができれば事業戦略上非常に有効です。
知財経営への第一歩として、まずは小さな改善から始めましょう。

チーたん
会社の裏口のドア、老朽化していて危ないよ。直してよ
あいぴー
そんな無駄なお金はないで
チーたん
遊ぶお金はあるくせに・・・
ふっくん
そうですよ、あいぴー。社員の提案にはしっかり耳を傾けてください
あいぴー
提案って・・・単なるクレームやんか
ふっくん
確かに今回の提案は苦情にしか聞こえませんが、普段から社長が社員の提案を積極的に聞くようにしないと、重要な提案を聞き逃してしまいますよ!

社員の提案も知的財産なんですからしっかり聞いてください

あいぴー
苦情が知的財産?アホらし
ふっくん
本当ですよ。ビジネスはお客様の悩みを解決することでしょう?

社員の悩みを解決することもビジネスにつながりますよ。

ふっくん
それから、社員の悩みを聞くだけじゃなくて、積極的なアイデアの提案も受け付けてあげてください。

たとえば、お客様を出迎えるときにはこうしたらどうだろう、とか社員旅行は毎回サプライズにしたらどうだろう、というように、社員の自由な意見を取り上げてください。

あいぴー
それ面白いな
あいぴー
うちは自由にやってもらって構わへんからそういうのはエエで
ふっくん
どんな些細な提案でもいいんです。会社のなかに知財を奨励する雰囲気を作ってください。

発明を奨励するだけでなく、研究者以外の社員に対してもアイデアを評価する制度を設けてください。

場合によっては金一封を出したり、毎年アイデア大賞の人を表彰してもいいですね

あいぴー
おもろいかもしれんな
ふっくん
なかなか侮れないですよ。

アイデア出しにはお金がかからないのにそのアイデアを活用すれば何億と稼げる可能性があるんです。

ふっくん
人間の知的営みの結果である知財は大切にしてくださいね
チーたん
ベンチャー企業でもそんな制度があるといいかもね。
チーたん
起業仕立ての会社なら社長のアイデアはたくさん出るけど、創業して2~3年も経てばアイデアは枯れちゃうもんね。

でも、社員がアイデアを出してくれればいつまでもアイデアは尽きないよ

ふっくん
そうです!

どんなアイデアがお金に化けるかわかりません。
知財は積極的に奨励していきたいですね

あいぴー
でも、無駄な提案ばかり増えたら困るで
ふっくん
場合によっては制限を設けるべきでしょう。

たとえば、ある製品のコスト削減アイデアを募集します!

10%以上削減できるアイデアのみ受け付けます!というように。

チーたん
そこらへんはアイデアに応じて臨機応変にしていこう。