スーパーやデパートでPB製品を見ないことはないほど、今ではプライベートブランド製品はありふれています。
かつては粗悪品のイメージの強かったプライベートブランド製品ですが、最近ではプレミアムバージョンも売り出されるようになり好調な売上を保てているようです。
スーパーにとっては有効なPB商品である一方、PBメーカーは注意しなくてはいけないことがあります。
有名なプライベートブランドとして、イオンのトップバリュなどがあります。
普通の商品より価格が安めでお得感があるね。
イオンだって阪急だって安いのと高いのとを置いてるよ。
さて、このPBに対して、NBという言葉があります。これはNational Brand（ナショナルブランド）の略です。
いわゆるメーカー製品です。
自社で開発することはリスクを伴いますからね。信頼できるメーカーに御願いして作ってもらった方が楽でしょう？
最近は、製造会社名を出す商品も結構ありますけどね。
PBの方がお得だしPBを買った方がいいよ
ただ、ナショナルブランドのブランド力は相当強力ですし、パッケージデザインも優れているものが多いので、並べて売られていても高いナショナルブランドを買うお客さんもたくさんいますよ。
今はNBが好きなあいぴーも、一度PBの良さを知ったらPBを選ぶようになるかもしれませんし、この程度か、と思ったら相変わらずNBを買い続けるでしょう。
たとえば、コンビニのPBパンを作っているメーカーが、Pascoだったら、PascoのNB商品と共食い状態になりますよね。
もし、ハウス食品が、「うちはココイチのカレーも作ってるよ」と大々的に言ってしまったら、一般消費者は「なんだ、ハウスのカレーならうちのおかんがいつも買うとるやつやん」と思ってココイチを選ばなくなるおそれがあります。
だからこそ、中小・中堅企業が入り込む余地がある稀有な分野だともいえます。
自社ブランドは弱いが品質に自信のある会社は、有名PBの製品を作って製品開発力をアップさせるのも良いですね。
