ある程度大きな会社では独自の特許データベースを有していたり、有料の特許権のデータベースを利用していますが、資金に余裕のない会社や個人では特許調査にそこまでお金をかけることはできません。

有料のものに比べたら使いにくいとは思いますが、無料でできる特許調査の方法を載せたので活用してください。

 

チーたん
あれ?特許調査をしようと思ったら、特許庁のIPDLがサービスを終了している!

ふっくん
2015年3月でサービスを終了したんです。でも大丈夫。J-PlatPatという新しいサービスが始まっていますよ。

IPDLを使い慣れた人には特に悩むことはないと思いますが、念の為使い方をご説明いたしましょう。


 

1.キーワードの選定

 

調べたい技術内容に基き、キーワードを決めます。

このときに注意したいのが、”同義語”も確認すべきという点です。

類語辞典などを使って同義語を確認しましょう。

類語検索:http://thesaurus.weblio.jp/

 

2.J-PlatPatにアクセスする

 

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

 

「特許・実案検索へ」をクリックします。

 

メニューの上部左にある「公開特許公報」とは、出願日から1年6ヶ月を経て公開されたものです。必ずしも登録されているものとは限りません。

 

「特許公報」とは特許として登録されているものです。

 

ステップ1.左のメニューバーにある「要約+請求の範囲」を選びます。

 

ステップ2.右のフォームにキーワードを入力します。

 

ステップ3.検索結果が表示されたら、「一覧表示」をクリックします。

 

ふっくん
簡単でしょう?
チーたん
うん!ちょっと練習したらできるようになったよ

ふっくん
ここで公開されている特許は、1年6ヶ月以前に出願されたものです。特許出願は早期公開請求がされないかぎり、出願されてから1年6ヶ月後に公開されるからです。

この期間内の出願を調べる方法はないので(たとえ有料のデータベースを使っても)ご注意ください。

なお、ここに記載された方法は最も簡単な方法で、もっと高度な調べ方もあります。弁理士等専門家に依頼する前に自分で調べる方法としてご活用ください。


チーたん
出願公開前の発明について知るためにはスパイを送り込むしかないかな(笑)