昔から人気のキティちゃん。今では子供だけでなく、大人の女性にも人気です。
かつてはビル・ゲイツがキティちゃんを数千億円で買おうとしたのですが、サンリオ側が「キティにはその10倍の価値がある」と言って譲渡の申し出を断ったという逸話が残されているほどです。
これほど高価値のキティちゃんブランド。ここまでくるのに紆余曲折を重ねましたが、だからこそ、その成功と失敗に学んでください。
可愛いな。
キティちゃんって昔から人気あるね。
以前は、サンリオショップのような直営店でグッズ販売をしているだけだったのが、商標権のライセンスをすることで、商標権の使用料を得るビジネス戦略をとるようになりました。
直営店は固定費がかかりますが、他社にライセンスするだけなら何も必要ないわけです。
自分たちは製造もしない、人件費もかけないでキティちゃんの名前を使わせるだけでお金が入ってくる。
ライセンスをしてもらった人たちが頑張れば頑張るほどさらにキティちゃんのブランド価値はあがり、更にライセンス料も増える。
こんなに美味しい商売はないですよね。
でも、キティちゃんにストーリーを持たせたりして、キャラクターを大切に育てました。
また、なんにでもライセンスをしないで、キャラクターのイメージも守りました。
そして、超有名キャラクターになった今、今度は周り中にライセンスをし始めました。
ときにはイメージを崩すようなものともコラボしています。
昔からあるブランドは、全く変わらないかというと、実は変わっています。マイナーチェンジを繰り返しているのです。
キティちゃんだけでなく、虎屋の羊羹もおばあちゃんのぽたぽた焼きも何でも根本は変えずにちょっとずつ変えています。
うちはパッケージのチェンジがあったら旧パッケージ品を格安でゲットするから個人的にはお得でエエけどな
たとえば、「夕張メロンアイス」という商品があったとします。
パッケージは目立つところにメロンのイラストが書かれ、「ひんやり柔らか」とキャッチコピーが載っています。
時代が変わり、「夕張」という地名が、メロンの産地としてのブランド価値を得たら、今度は「夕張」の文字を目立つところに表記します。
ただのメロンアイスではない、「夕張」のメロンアイスですよ!とアピールするのです。
技術力がアップして食感がよくなったら、「柔らか新触感!」とキャッチコピーを前に押し出せばいいわけです。
ずっと同じパッケージのままだったら古臭くなっちゃうかも。
反対に、コアとなる部分は変えてはいけません。
たとえば、キティちゃんだったら、「近くで寄り添って黙って癒してくれる可愛い子猫」からズレてはいけないわけです。
でも、キティちゃんくらいブランドが確立してしまえば、それもありなわけです。
キティちゃんの場合はあまり成功したとは思えません・・・。
「近くで寄り添ってしゃべって癒してくれる可愛い子猫」になってしまいましたからね。
まあ、可愛いことには変わりがないからいいのですが、口なしのまま貫いて欲しかったです。
喋っとるけどアニメでも口無いで
もしかしたらキティちゃんのアニメの失敗を反面教師にしたのかもしれませんね。
思い出の品だから、大切にずっと使っとる。
日本は大人の女性がキャラクターグッズを持ってても違和感ないから今でも使えるねん(笑)
海外セレブが持っているおかげでイメージもいいしね。
キティちゃんってすごい!