絵画や彫刻などを購入した者は、それを飾ろうとします。その行為は購入者として当然のことなのですが、飾る場所によっては注意が必要です。 美術の著作物等の原作品の所有者による展示 第四十五条 美術の著作物若しくは写真の著作物の・・・
「著作権あれこれ」の記事一覧
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは
著作物を利用したい場合、通常は著作権者に許諾を貰わなければいけません。また、著作者がわからない場合は裁定制度を使わなければいけません。 しかし、そのような手間のかかることをしなくても、他人が著作物をある程度自由に使えるよ・・・
著作権を質入れすることはできるの?
中小企業にとっては資金借り入れの手段は多い方が良いでしょう。今回は、知的財産権の中の著作権の質入れについてのお話です。 質権の目的となつた著作権 第六十六条 著作権は、これを目的として質権を設定した場合においても、設定行・・・
無断転載を禁止する注意文の書き方
誰もがインターネットに繋がることができる現代では、誰もが著作権侵害者となる恐れを有していると共に、誰もが著作権侵害の被害者となる可能性を有しています。 知的財産権の侵害において被害を最小限に食い止める基本は「予防」です。・・・
著作者であることを証明するために著作権の登録は必要か
あいぴーちゃんは無事小説を書き終えたようです。さて、小説の著作権者であることを証明するためには著作権登録が必要だと思っているようですが、本当でしょうか? 実名の登録 第七十五条 無名又は変名で公表された著作物の著作者は、・・・
フィギュアスケートの演技は著作権法で保護されない?
著作権法で守られる権利には、実に様々なものがあります。 今回は、著作権法のなかでもわかりにくい著作隣接権のなかの「実演家の権利」について考えてみましょう。 実演 著作権法2条1項3号 著作物を、演劇的に演じ、舞い、・・・
会社での著作物の使用
著作権者は強力な権利を有しますが、一定の場合には著作権が制限されます(著作権法30条以下参照)。 どのような場合に著作権が制限されるのが具体例を見てみましょう。 検討の過程における利用 第三十条の三 著作権者の許諾を得・・・
著作権者がわからないときに著作物を利用する方法[裁定制度]
数十年前の映画やイラスト・写真・文章などを利用したいと考える場合があるでしょう。 しかし、その場合著作者が既に亡くなっていたり、遺族もどこにいるのかわからないために、著作物等の利用ができない可能性があります。 そんなとき・・・
芸人のネタや気持ちも著作権で保護される?
一発屋と言われるような芸人が一つのネタだけでテレビに引っ張りだこの状態がよく起こります。 このような人気ネタは、他の芸人が真似をすることもよくあります。 このような場合に、ネタ自体やネタを真似した別の芸人の芸は著作権でど・・・