事業が拡大すると、日本国内だけでなく、外国でも商標の保護を図りたいと考えることがあるでしょう。そのようなときに便利な制度がマドプロ出願です。
「商標出願」の記事一覧
拒絶をすべき旨の審決に対する訴えが裁判所に係属している場合に補正をすることは出来るの?[イー・アクセス事件]
商標法において、分割出願の時期的要件と補正の時期的要件を言えますか? また、特許法との各制度の違いがわかりますか? 今回は平成18年度商標法論文試験に出題された判例が題材です。 商標登録出願の分割 第十条 商標登録出願・・・
地理的表示保護制度(GI)とは
地理的表示の保護は、TPPの加盟条件の一つです。日本では平成26年にGI制度を新設したことによりこの要件を満たすことになりました。 従来から存在する「地域団体商標制度」と比較しながら学びましょう。
地名や材料名で商標登録は受けられる? [商標法3条1項3号]
商品の原産地や品質をそのまま表現しただけの商品名を見かけることがあります。そのような商標は、商品の特徴や品質を購買者にすぐ理解してもらえるため販売者にとって好都合だからです。 しかし、そのような商品名をつけることはお勧め・・・
他人の楽曲を音の商標として出願できる? [商標権と著作権の抵触]
2016年度から新しいタイプの商標として動きや色等の商標の商標登録出願が認められるようになりました。 そこで、新たな問題が浮上してきました。 それは、音の商標の著作権との抵触問題です。 他人の特許権等との関係 第二十九条・・・
有名人や歴史上の人物の名前と商標登録
商標は選択物ですので発明のように創作性は必要とされません。 したがって、既存のことばについても商標登録されることがあります。 では、人物の名前の時はどのように取り扱われているのでしょうか。 商標法4条1項8号 他人の・・・
他人の商標を登録することは出来るの?
魅力的な言葉や商品名を聞いたら、それが他人の商標でも、商標登録を受けたいと思うことがあるかもしれません。 このようなときに、赤の他人がその商標の登録を受けることは出来るのでしょうか。 出来たとして、何か問題はないのでしょ・・・
外国の有名商標が日本で未登録。商標取っちゃおうかな!? 〜商標法4条1項19号〜
商標権には財産的価値があります。そのため、有名な他人の商標が商標登録されていないことに気付いた人が先取り的に当該商標の登録を受けようとすることがあります。 このような商標ブローカーのような商標登録出願は、商標法4条1項1・・・
商品の品質又は役務の質の誤認を生ずるおそれがある商標は登録されない〜商標法4条1項16号〜
商標「バナナチーズスフレ」が付されたお菓子を食べたら、中から「味噌」が出てきたらどうしますか?消費者は、このお菓子のなかには甘いバナナとチーズが入っているんだと信じていたわけですから、消費者の信頼を裏切ることになりますよ・・・
人の名前と同じ商標は登録出来ない?〜商標法4条1項8号〜
自分や人の名前、または会社の名前で商標登録を受けたいと思う場合もあるでしょう。 しかし、商標法では、同姓同名の人がいたら、その人の許諾を受けないかぎり商標登録を受けられないことになっています(商標法4条1項8号) 商標登・・・
非類似商品なら他人の著名商標で商標登録受けられる?〜商標法4条1項15号〜
著名な商標は、たとえ非類似の商品に付された場合でも、商品の出所の混同を生じることがあります。 たとえば、GUCCIやポルシェという商標がその会社が販売していない商品やサービスに付されていた場合、需要者はその会社の商品かと・・・
商標登録を受けられない場合 〜商標法4条1項11号〜
「普通名称」ではなく、商標法3条に引っかからなかったとしても、次は商標法4条の審査があります。 商標法4条のうち、11号の要件について学びましょう。 商標登録を受けることができない商標 第四条 十一 当該・・・
商標法4条1項1〜7号違反の例示
商標法3条の規定に引っかからなかったとしても、商標法4条違反を理由に商標登録出願が拒絶される可能性もあります(商標法15条)。 どのような商標登録出願が拒絶されるのか、例示を見ながら学びましょう。 商標登録を受けることが・・・
簡単過ぎる商標は登録を受けられない 〜商標法3条1項〜
商標登録を受けるためには、商標登録の要件を満たしていなければいけません。 商標登録の要件の中でも、最も基礎的なものについて学びましょう。 商標登録の要件 第三条 自己の業務に係る商品又は役務について使用を・・・