基本的にドメイン名の登録は早い者勝ちです。したがって、人気のある汎用的なドメイン名は大抵他人に取られています。
しかし、造語である自社の会社名を他人に取られてしまうこともあります。そんなことをされないように、またしないように気をつけなくてはいけません。
ネットショップの名前を決めるときも同じです。
自由に付けられると思いがちですが、「不正の目的」が認められる使い方は法律で禁止されています。
あいぴー
ネットショップを開設したいんやけど、知的財産権的に注意すべきことを教えてくれへん?
ふっくん
まず、ネットショップ名には気をつけた方がいいですよ。
何でも自由に付けていいと思っているかもしれませんが、商標権を侵害している可能性もありますし、不正競争防止法に違反している可能性もあります。
ふっくん
たとえば、家電を売る時に、有名な会社の名前にあやかろうと、SONY ○○なんて名前をつけたら、SONYから警告がきたり、訴えられますよ。
ですから、ネットショップに名前を付ける前に、商標権調査をしておく必要があります。
商標権の存在を知らずに使ってしまった場合でも、知らなかったことは言い訳になりませんから。自分で検索するか、専門家にお願いして調べましょう。
ふっくん
また、自分が付けたショップ名を他人に真似されたくないのなら、商標登録出願をして商標を取っておいたほうがいいですよ。
指定役務は、インターネットウェブサイトによる商品の販売に関する情報の提供(第35類)を中心に、販売物も指定商品に含めてください。
商標は文字だけでもいいですし、図形やロゴも商標登録を受けられます
あいぴー
ドメイン名はどうしたらええ?
ふっくん
ドメイン名も早いもの勝ちで何でも使っていいと思っているかもしれませんが、他社の有名ブランド名をドメイン名に含めて使ったりすると、同じように知的財産権の侵害になりますよ。
商標権のように役所に登録するものではないので、何でも取れてしまいますが、不正目的で取得したドメイン名は取っても使うことが許されません。
商標権者に高額で売りつけるために不正にドメイン名を取得しても、不正競争防止法違反ですので無駄ですよ。
あいぴー
AppleかAmazonで取ろうと思ったんやけど、既に取られていたわ
ふっくん
それが不正の目的というのですよ・・・