知財を駆使して下請けを抜け出す方法

ふっくんのおかげでうちの会社もだいぶ変わってきたよ。以前は大企業の下請けで、言いなりになっていただけだったからね。

研究開発が強いからそれだけで大企業と対等に渡り合えると思っていたけれど、関連発明まで横取りされちゃうし、言うことを聞かなかったら中国の会社に仕事を発注されちゃうし・・・

うん。でも大切なお客様だからペコペコしなきゃいけなかったんだ。こちらが強く言えないことを分かっているから、やりたい放題で、もともとうちがノウハウとしていた技術まで勝手に使っていたよ

今は会社の雰囲気も明るくなったよ。社長が社員のアイデアを知財として積極的に取り上げてくれるから会社は活気に満ちているし、飲みの席で顧客の悪口を言わなくなったよ（笑）

うん。ふっくんに言われたとおりに、まずコアの技術は特許出願をして守ったよ。それからコア技術の周辺も特許でガチガチに守り固めた。製法など一部の発明についてはノウハウとして社内で秘密にして、ほかの会社にライセンスをするときに教えてあげたりしているよ。

特許権や商標権、意匠権などで守るべき知財と秘密にすべき知財を分け、契約時には必ず契約書を交わしているよ

社長のあいぴーは、知財だけでなく、”人材”も大切にしてくれるようになったよ。
くだらないアイデアを出してもくだらないと言われないどころか褒めてもらえるからやる気がでるよ

うん。うちみたいな小企業が大企業と対等に仕事をしているなんて信じられないよ。今は支払いも前払いだから資金繰りに苦しむこともないし、知財の威力ってすごいね！

ぼくなんかまだまだだよ。これからもよろしくね、ふっくん！