人気漫画がドラマ化したりアニメ化したり、海外で翻訳されることはよくあることです。
そのような翻訳作品やリメイク作品は「二次的著作物」と呼ばれています。
翻訳作品は元の作品がわかりやすいのでいいのですが、基にする作品があって、それとそっくり同じではないが似ているところがある作品は二次的著作物と言い切れるのか微妙です。
アニメでマネタイズがんばらんと。
日本語版に翻訳されたものは、二次的著作物といって、これについて利用したい人は二次的著作物の著作者の許諾を得るだけでなく、現著作物の著作者の許諾を得なくてはいけません。
例えば、「荒野の七人」は黒沢明監督の「七人の侍」の翻案ですから、「荒野の七人」は二次的著作物になります。
原著作者に支払いはほとんどされていませんが。
黒沢明監督の「七人の侍」そのものじゃない?
じだいげきがジェダイの騎士で、一番のくろおびがオビ=ワン・ケノービでしょ?
お姫様たちキャラクターの他にも演出の仕方とか類似点がいっぱいあるよ。
かなり雰囲気が変わって別の作品になっていますから。
通常、翻案物とは小説を漫画やアニメにするように形を変えることです。
キャラクターやストーリーを似せているとか着想を得ただけでは著作権侵害にはなりません。
必ずしも「二次的著作物」として、原著作者に著作権の使用料を支払わなくてもいいでしょう。
「ライオンキング」だって、「ジャングル大帝」をマネなんかしていない!と言って逃げるのではなく、「手塚作品は素晴らしい!」とライオンキングの冒頭にでも表示してもらえたら、手塚プロダクション側としては、もうそれだけでお金なんていらないと思います。
憧れや尊敬の気持ちが文化の発展に寄与するのですから。
新人漫画家も、漫画家の鳥山明氏の絵柄を真似て一生懸命練習したのならそれをどうどうと主張すればいいのです。
「俺の絵を真似たな!著作権料払え!」なんてことには絶対なりませんから。
お金が絡むとせっかくの面白い作品も白々しく見えてしまうので、アメリカの映画・アニメファンとしては、あまりうるさく著作権を主張して欲しくないです。
というか、そもそも西遊記は大昔の作品ですので著作権はとうの昔に切れています。だから、西遊記の著作権については気にしなくて大丈夫です