ブランドは目に見えない知的財産なので、どうやって育てていいか抽象的でわかりにくいと思います。

だからといってブランディングをしないのは勿体無いので、ぜひ積極的にブランドを育てていきましょう。

 

まずはライセンシーとして出発し、学習するのもありかもしれません。

 

あいぴー
ブランドを育てるのはとんでもなく時間がかかるやろ。

だから、他社から有名なブランドをライセンスしてもらおうかなと思ってるんやけど


ふっくん
最初のうちはそれでもいいかもしれませんね。

ビジネス展開の方法や技術を海外から学ぶといいでしょう。


ふっくん
でも、ある程度学んだら、今度は自分のブランドを構築していってください。

時間がかかるし、最初は売上も少ないので辛いといえます。

しかし、努力を怠り、お手軽に既存のブランドの権威を借り、時間と努力をお金で買っていては、いつまでも自社ブランドを築けません。

日本のものづくりのレベルは世界一ともいえます。あいぴーの会社の製品も素晴らしいですよ。

自社ブランドでも十分に差別化は達成できるはずです。

品質においては問題ないのだから自信をもって、独自のブランドを展開していってはいかがでしょうか。


ふっくん
たとえば、最近は、ヴィトンは日本人に買われすぎているため、逆に日本発の”知る人ぞ知るブランドバッグ”を求める人も増えています。
外国のブランドより国産ブランドがかっこいいと思う人はかなりの数にのぼりますよ。

また、海外有名ブランドの付いたスイーツやパンは魅力的ですが、安くて質の高い美味しいスイーツを望む消費者も多いはずです。

贈答用の高級チョコがあるなら、自分へのご褒美用のリーズナブルなチョコレートがあってもいいでしょう。

歴史をバックにしたストーリー性は大事ですがどんなに有名なブランドでも下積みの時代があります。

自分たちの手で物語を紡いでいくプロセスがブランドビジネスの面白さなのではないでしょうか。


あいぴー
せやな。・・・でも、どうやってブランドを育てればエエかわからんわ

ふっくん
まずは商標を取りましょう。

商標は取れば終わりではなく、取ってからが始まりです。
長い時間をかけて大切に育て上げなければいけません。

儲けてやろうという気持ちをいったん捨てて、ブランドという子供を育てる親になってみましょう。

背後に利益を得てやろうという気持ちが透けて見えるブランドは嫌な感じがしますよ。


ふっくん
ですから、お客様のことも、顧客とは考えずに、自分のファンや友達と考えましょう。

あなたがしていることも、仕事ではなく、人生の意義だと考えましょう。

愚鈍に誠実に長い道を歩んでこそ強固なブランドが築かれます。

新製品がヒットし、毎年新作を出し続けるようなことを続けていると、そのブランドはいずれ衰退するでしょう。

流行を追いかけることだけに目を向けず、ライバルのアイデアを安易に真似ないように気をつけてください。

あなたらしさ、ユニークさを保ってください。

ふっくん
自分を嫌いになる人がいてもいいんです。むしろ、嫌われた方が、逆に自分のことを好きな人が増えますよ。

当たり障りのないブランドは存在価値がありません。

嫌われるのを覚悟でらしさを追求しましょう。

あいぴー
うちの会社らしさってなんやろう・・・

 

ふっくん
顧客に他にはない価値を提供できていることはありませんか?

私の目から見ると、あいぴーの会社の製品は、デザイン的にはいまいちですが、品質は良いですよね

品質はそのままにデザインもよく出来たら最強ですが、いまいちなデザインなのを気に入っている人もいますよね。
あばたもえくぼといいますか。


ふっくん
自分が売りたいもののことはいったん頭から捨てて、お客様にとっての価値を一番に考えると何かみえてくるかもしれません。

ひとつの製品に最大限のアイデアと力を注いでください。

熟考を重ね、厳選した製品だけを扱うのです。欲に負けて、売れそうな類似品を出さないように気をつけてください。

ブランドは一朝一夕で築かれるものではないので、成功を急がないように。

また、新しいアイデアを過大評価しすぎないでください。

中途半端な製品を出さずにじっくりと精査してから市場にデビューさせましょう。


チーたん
試験品を出して市場の反応を見るという方法もあるんじゃない?

ふっくん
そうですね。そこら辺は臨機応変に。

 

ふっくん
何よりも大切なのが、ブランドを育てる人がその情熱を絶やさないということです。

飽きたから捨てるなんてできませんよ。

子育てと一緒ですからね


あいぴー
儲かるとか楽に稼げるとかお金のことばかり考えておったけど、ブランディングするときは、お金のことは横に置いといたほうが良さそうやな・・・。

ふっくん
ブランド保持者の欲や焦りが見えると、伝わってしまいますからね。

でも、誠実に商売を続けていれば、短期にブランドを育てることはできますよ。

事実、たった数年で100年以上続く巨大ブランドに負けないくらいの強力なブランドが生まれてきています。


あいぴー
うちにもそんなブランドを育てられるやろか?

ふっくん
できますよ!

私が全力で協力いたしますから、世界に羽ばたけるくらいの素晴らしいブランドを育て上げましょうね!