イノベーション(innovation)という言葉はビジネスの話をしているときによく聞く言葉です。

これに似た言葉に、インベンション(invention)という用語があります。

インベンションとは、「技術的イノベーション」であり、イノベーションの一種なのです。

チーたん
最近猫も杓子もイノベーション、イノベーションって騒いでいるけど、イノベーションって何?

インベンションとは違うの?

ふっくん
どちらも特許の話をしているときに出てくる用語ですから混乱しやすいのですが、同じではありませんよ。

まず、イノベーションですが、本質は”知”にあります。蓄積された知識、アイデア、経験、知恵・・・それらがその時代のニズやタイミングとうまく合わさった時に革新が起こります。

ふっくん
一方、インベンションですが、これは直訳すると、発明のことです。

大発明はイノベーションにつながることが多いのですが、けして大発明をしたらすぐにイノベーションが起こることを意味していません。

発明は市場を通じて経済的に収益をあげてはじめてイノベーションになります。

素晴らしい発明をしても、社会がまだその発明を受け入れる能力がなかったり、必要と感じてもらえなかったら、残念ながらイノベーションは起こせません。

私は、”良い発明をしても儲かるとは限らない”と言っていますが、こういうことです

チーたん
ふーん。時代を読む力も必要なんだろうね。

チーたん
それにしてもアップルとかフェイスブックみたいにイノベーションを起こした会社ってかっこいいよね。

でも、リスクも大きそうで怖いな・・・

あいぴー
せやな。イノベーションは成功すれば経済的にも社会的にも大きな報酬を得られるけれど、失敗するリスクは大きいもんな。

それに、創造するのは困難やけど、模倣するのは簡単だから、すぐに真似をされてしまうな。

ふっくん
知的財産権でしっかり権利を守っておかなければ発明をしても損をするだけになってしまいますね。

社会に貢献したら田中耕一さんみたいにノーベル賞をもらえるかもしれませんが・・・

チーたん
外国企業の方がイノベーションを起こしている気がするよ。

日本の組織は規則でガチガチで、創造的な人材の才能を摘み取っている感じ

あいぴー
せやなあ。効率重視で従順な人間は高度成長期には重宝されたんやろうけど、今の時代には柔軟な考えをできる人材とそんな人材を受け入れるシステムがほしいな。
チーたん
でもね、ぼくは僕のお父さんやお爺ちゃんのこと大好きだよ。真面目な堅物で頭ガチガチだけど、とっても優しいよ。

こんな人たちがいなくなって、みんなぼくみたいに自由きままなことばかりしていたら嫌だな

あいぴー
あはは(笑)そうやな。

何でも欧米に習うのではなくて、良いところは残しつつ、変えるところは変えればいいんやな。


あいぴー
日本人の良いところは変わって欲しくないわ。

日本人としてのアイデンティティは残しつつ、未来を切り開くためにうちらが頑張らんとな


チーたん
うん!未来が楽しみだよ!