特許のような技術ばかりが知的財産ではありません。社員が書いた文章やイラスト、顧客名簿や取引先、そういった秘密も知的財産です。

個人や会社も実はたくさんの知財を保有しているのです。

もちろん持っているだけで活用していなければ一円の価値もありません。
知的財産の芽
 

チーたん
今日、社員食堂で営業の人と一緒に昼食をとったんだ。顧客からのクレームが多くて大変だって言っていたよ。

その製品を開発したのはぼくだったから、ショックだったよ~。

ふっくん
それはよかったですね。
チーたん
よくなんてないよ!

ふっくん
クレームは企業がお金を払ってでも知りたい情報ですよ。

そういった情報は、通常、社内にうもれてしまっているんです。

でも、チーたんは営業の人とコンタクトを取ることができたおかげで貴重なクレームを聴くことができた。

それをこれからの研究開発に活かせばいいんです。顧客あっての製品ですからね。


チーたん
なるほど。クレームってネガティブにしか捉えていなかったけど、見方を変えれば知的資産になるね。

ふっくん
そうです。そういった知的資産を有効活用するために、社員の交流を推進させるのも知財担当者の仕事かもしれませんよ。

チーたん
会社全体が知財の大切さを認識するようになったら、意外なところから新製品や新サービスのアイデアが飛び出してくるかもしれないね。

技術だけに頼った商品よりも、消費者の実際のニーズに合わせた商品を作って利益を上げられるようになりそう。


ふっくん
ノウハウや営業秘密については細心の注意を払って管理しないといけないので、その点には注意してくださいね。

チーたん
うん。 前にこれって営業秘密になる?で教わったとおり、注意するよ。

チーたん
さあ、知財担当者としては、これから社内全体の知的財産の積極活用のために、社内旅行の計画を推進するよ!

グアムでバカンス!


ふっくん
あいぴーに似てきましたね(笑)