自社が発明した技術でなくても、他社からライセンスを受けることにより新規技術を使うことが出来るようになります。

しかし、ライセンス料金が不当に高すぎたり、こちら側に不利な契約が結ばれているようでは事業に悪影響が出てしまいます。

チーたん
特許権をライセンスしてもらうつもりなんだ。相手方が提示したライセンス料は適当かな?
ふっくん
どれどれ。・・・う~ん、どうも高すぎるようですね。ライセンス料の値下げ交渉をしたほうがいいでしょう

チーたん
相場だとこれくらいかかるらしいのだけど。ライセンスの種類によっても変わってくるよね。

特許権って目に見えないから値段がいまいちわかりにくいな


ふっくん
特許権の価値を評価してくれるソフトもありますよ。

でも、ライセンスを受けるときには”その発明を自社で生み出すとしたらどれだけの時間とお金がかかるか”という観点から評価してみるといいでしょう。

ふっくん
例えば、研究者5人が2年かけてようやく生み出せるような発明があったとします。
ふっくん
すると、研究者の人件費が一人あたり年収一千万円だとしたら、一千万円×五人×2年で、その発明の価値は人件費だけで一億円かかることになります。

これに設備や材料費など合計で5千万円かかるとしたら、発明の価値は一億+五千万=1億五千万円となります。

この発明を二億円でライセンスされるのは割高でしょう。

ふっくん
もちろん、専用実施権か通常実施権かの違いなどもありますが
あいぴー
うちが計算したるわ!
あいぴー
え~っと
・・・計算してみたら割高だったわ。ちょっと交渉してみよかな
ふっくん
そのほうがいいでしょう。
ふっくん
それから、契約書の文面もよく読んでください。何について実施許諾を受けていますか?

ふっくん
契約書には特許権とは関係ないありふれた技術についてまで記載されている場合があります。

そのような発明はいつでも誰でも実施できるのにライセンス料を請求されてしまってはバカバカしいですよね。


ふっくん
ですから、契約書はしっかり読んでください。素人にはそういう”しかけ”をされても気づきにくいので、専門家に契約書を読んでもらってくださいね。

あいぴー
うちの知財レベルも契約レベルも低いから最初のうちは専門家に協力してもらうわ。

そのうち自分だけでできるように頑張るで!

ふっくん
珍しくやる気ですね!がんばってください
あいぴー
「珍しく」は余計や!
ふっくん
いつでも無料で専門家を紹介いたします。お気軽にお問い合わせくださいね。