アイデアを盗まれた!企画を真似された!そんな悲痛な叫びがあらゆる分野で起きています。
さて、企画やアイデアを盗まれた人はどうすればいいのでしょうか。
あいぴー
うちの会社で新しい企画をしようと思っとるんやけど、ネット上で見つけたアイデアを真似したらヤバイんかな?
チーたん
ブログの記事や画像を勝手に使うのは著作権侵害になるよ(著作権法21条、同23条)
あいぴー
うちだってそれくらい知っとるわ!
チーたん
事実が書いてある部分や単なるデータに著作物性が認められることはないからネット記事の事実の部分だけをコピーするのは大丈夫。
でも、意見が書いてあったりして少しでも著者の思想や感情が創作的に表現されている場合はコピーして使っちゃ駄目だよ。
それから、記事を読んでyoutubeでアップするのもいけないんだよ。
口述権の侵害になるからね(著作権法第24条)
あいぴー
知っとるって!
うちはな、ブログで面白いアイデアを見つけたから、そのアイデアを利用したいだけや
うちはな、ブログで面白いアイデアを見つけたから、そのアイデアを利用したいだけや
チーたん
アイデアは著作権法で保護されないから著作権侵害の心配はないと思うよ。
でもちょっと心配だね。ふっくんに聞いてみようか
ふっくん
チーたんの言ったように、企画のようなアイデアは著作権で守られないので、著作権侵害の心配はありませんよ。
チーたん
でも、特許侵害の恐れがあるんじゃない?
ふっくん
ブログで公開されているアイデアで特許を取れるレベルにあるアイデアなんてないと思いますが・・・。
どのようなものですか?
どのようなものですか?
あいぴー
うちな、あるブログで「美人女子大生が綾波レイのコスプレをして近未来車の運転をする」という企画をやっているのを見つけたから、それを真似して「美人経営者がのび太くんのコスプレをしてあやとりをする」という企画をやろうと思ってん。
ふっくん
ああ、それなら全然問題ありませんよ。
あいぴー
じゃあ、「美人経営者が綾波レイのコスプレをして近未来車の運転をする」という企画をやった場合はどうなるん?
チーたん
それは真似しすぎだから駄目なんじゃないの?
ふっくん
いえ、確かに真似しすぎていますが、このようなアイデアは特許法で保護されるものではありませんから特許権の侵害になりませんし、もちろん著作権の侵害にもなりません。
チーたん
えー?!そんなの可哀想じゃない?
ふっくん
真似された方の気持ちになればそうですが・・・。
あいぴー
うちは、自分の企画やアイデアが真似されるのは嫌やけど、他人のアイデアは盗みたい
チーたん
何をキッパリと清々しく言い放っているのさ(ーー;
ふっくん
まぁ、多くの人はあいぴーみたいに考えているでしょう。
自分のアイデアが少しでも真似されると過敏に反応し、逆に自分がアイデアを盗んだ場合にはたいしたことないと思ってしまうのです。
自分のアイデアが少しでも真似されると過敏に反応し、逆に自分がアイデアを盗んだ場合にはたいしたことないと思ってしまうのです。
チーたん
どうしても許せない場合にはどうしたら良いの?
ふっくん
不法行為として訴えることはできますが、お勧めできません。
なぜなら、この程度のアイデアの盗用はよく行われていることですし、このような些細なアイデアの借用まで禁止してしまうと文化の発展を阻害してしまうでしょう
なぜなら、この程度のアイデアの盗用はよく行われていることですし、このような些細なアイデアの借用まで禁止してしまうと文化の発展を阻害してしまうでしょう
チーたん
難しいところだね・・・
ふっくん
特に、この程度のアイデアの盗用で怒っていると「器の小さい人間」と思われてマイナスイメージでしょう。ですから、アイデアを盗まれたらその悔しさをバネにさらに優れた企画を生み出すと良いでしょう。
あいぴー
それが出来たら苦労せえへんわ
ふっくん
う・・・(^^;