新しいビジネスをゼロから生み出そうとしても、そう簡単には斬新なアイデアは湧いてきません。
ならば、ゼロではなく、一歩進んだところから考え始めればいいのです。
これは、発明の発想法と同じです。しかし、技術を知らない人も利用してビジネスを生み出すことができます。
この「進歩的コピービジネス」を生み出して事業を優位に導きましょう。
でも、競合がたくさんいるから、常に他社より先へ行ける方法を考えているねん。
新しい技術を生むのと同じように、新しいビジネスを生むことも考えてみてはいかがでしょうか?
新しいビジネスを生み出すときにも発明をするときの発想法が役立ちますよ。
技術の発明に比べ、”新しいビジネス”の垣根は低いので、簡単にアイデアが湧いてきますよ。
これは、その分野の発明者たちが、既に知られた技術に基づいて簡単に発明できてしまうものには特許を付与しないと定めた規定なのですが、他分野ではよく知られた手法でも、自社が実施している分野に持ってきたら珍しいので進歩性があると認定されることがあります。
この”進歩性”を考慮して、他分野のビジネスを自社の分野に応用してみましょう。
例えば、カミソリの本体を安く売って、カミソリの刃を高く売るジレットのビジネスをコーヒーの分野に持ってきましょう。
すると、エスプレッソマシーンを安く売って、コーヒーカプセルで儲けるネスプレッソのビジネスになります。
プリンタの分野に持ってきたら、プリンタ本体を安く売って替えのインクで儲けるインクジェットプリンタのビジネスモデルになります。
すると、NPC(パテントトロール)がやっているような仕事が生まれます。
お金がお金を生む金融取引が嫌いな私は、この知財の活用の仕方はお勧めしませんが。
特許で独占を図ることも考えられますが、独占禁止法に引っかかる可能性もあります
競争社会なんですから、未来永劫ずっと安定的に稼げるビジネスなんてありませんよ。
いくらでもアイデアは湧いてきますよ。
iPhoneとアプリ開発者の関係も似ています。
この「進歩的コピービジネス」は知的財産権の侵害になることはまずないので、積極的に使ってくださいね。