いくら押しても開かないドア。このドアを開けるにはどうすればいいのでしょう?
そう、引いてみればいいのです。

押してダメなら引いてみろ。
これをビジネスにも応用してみましょう。

 

あいぴー
知的財産権以外で事業を差別化する方法はないんかな?

ふっくん
ビジネスを考えるときにも発明の発案法が使えます。

といっても、発明者でないあいぴーが使うのはなかなか難しいので、私が一つのアイデアをお話しましょう。

例えば、引き算をしてみることをお勧めします。


あいぴー
引き算?

ふっくん
そう。提供しているサービスの中から何かを取り払ってしまうのです。

ふっくん
喫茶店だったら”タバコを吸える空間”を取ってしまう。
八百屋さんだったら”形の綺麗な野菜”を取ってしまう。

すると、どうなりますか?

あいぴー
えっと、喫茶店では喫煙者のお客が来なくなってしまうけど、タバコの嫌いなお客さんが来るようになるな。

それから八百屋さんでは、見た目にこだわるお客さんは離れていってしまうけれど、見た目は気にしないで美味しさと安さを追求するお客さんはお得感を感じてたくさん集まるな


ふっくん
そう。引き算は足し算と違ってお金をかけずに差別化を図れるので有効ですよ

あいぴー
なるほどね。ターゲットを絞れるから、資源を集中投資出来るし、いいかもしれんな。

足し算は無理でも引き算ならうちでも考えられそうやし。
たとえば、髪の毛を切らない美容院なんてどうや?

ふっくん
いい線いっていますよ!最近ではカラーリング専門店やエクステ専門店なんてありますよね

あいぴー
なんや。もうあるんかいな。・・・じゃあ、肉がでない焼肉屋!

ふっくん
何を提供するんですか?

あいぴー
・・・焼き野菜とか
ふっくん
焼き野菜専門店ですか。いけるかもしれませんね。
食材の産地が気になる人のために、持ち込みOKにして素材の提供自体を引き算してしまってもいいかもしれませんね。

家の外かつ屋内で後片付けのことを心配することなく炭火焼を楽しめるお店なんていうのもいいかもしれませんね。

こんなふうに、いろいろ考えてみてください。(^^)