発明者は最新技術を駆使した高機能な製品を開発したくなるものです。
でも、市場で受け入れられる商品は、必ずしも高機能なものとは限りません。
デザイン(特許庁へ手続きすれば意匠権という知的財産権を取得できます)に優れたものだったり、機能を絞った安価な製品だったりします。
チーたん
またスランプだよ~。高機能にしようと思って機能をどんどん追加していったら使いこなすのが難しくて高価格な製品になっちゃった。
ふっくん、何か良いアイデア発想法ない?
ふっくん
基本的に機能を足せばたすほど高価で複雑になりますよね。
一部のユーザーには歓迎されますが、一般のユーザーを遠ざけてしまうことになるかもしれません。
一部のユーザーには歓迎されますが、一般のユーザーを遠ざけてしまうことになるかもしれません。
ならば、逆の発想をしてみることです。
ふっくん
名づけて、「足してダメなら引いてみる」引き算発明です。
チーたん
何なに?どんなの?
ふっくん
まぁ、名前そのまんまで、引き算をするだけなんですけどね。
たとえば、高機能の携帯電話からプッシュ式ボタンを取ってしまったらどうなりますか?
チーたん
スマホ!
ふっくん
そうです。
では、生ラーメンから水分を取ったら?
チーたん
・・・乾燥麺?
ふっくん
そう、長期間保存の効くインスタントラーメンになりますね。
パソコンからインターネット接続と計算機能を取ったら?
チーたん
・・・メモ帳?
ふっくん
そう、ワープロです。余分な機能を削ぎ落とし、書く事に特化した機械です。
ターゲットを子供に絞ったら安全な玩具になりますよね。
チーたん
なるほど!
ふっくん
さて、メロンパンからパンを取ったら何になるでしょう?
チーたん
えー?メロン?なわけないか(笑)
あいぴー
あ、うちわかった!
これやろ?
これやろ?
あいぴー
山崎の「メロンパンの皮焼いちゃいました」
ふっくん
そうです。
メロンパンの外のカリカリが好きな人のために外側だけを食べられるメロンパンが作られました。
メロンパンの外のカリカリが好きな人のために外側だけを食べられるメロンパンが作られました。
チーたん
メロンパンの皮を食べたいだけならクッキーを食べればいいじゃない(笑)
ふっくん
そう言ってしまったら身も蓋もないのですが(笑)
着眼点の勝利ですね(^o^)
着眼点の勝利ですね(^o^)
ふっくん
このように、従来あった製品から何かを取っただけで、充分に革新的な発明になります。
ターゲットさえ間違わなければ充分に市場で売れる商品になりますよ。
もしターゲットを間違えてしまったら、ターゲットやコンセプトを変えることによって売れる商品に変身できます。
チーたん
じゃあ、最後にぼくからあいぴーに問題を出すね。
ふっくんから、ざを三個取ると何になるでしょう?
ふっくんから、ざを三個取ると何になるでしょう?
あいぴー
は?さっぱりわからんわ
チーたん
答えはぼくになります!
ちざいこんさるたんと-ざさんことる=ちいたん
ちざいこんさるたんと-ざさんことる=ちいたん
あいぴー
チーたんはくるくるぱーや!
チーたん
残念でした!天パだよ