新薬を創って販売するという新薬の会社のビジネスモデルは既に立ち行かなくなっています。
今はどこも吸収合併の嵐ですよね。

 

そして、新薬の製薬会社はどこもリストラを進めているのですが、中でもベーリンガーインゲルハイムのリストラは群を抜いています。

ベーリンガーの半分近くの売上をあげていたミカルディスの特許が切れたことがその大きな原因です。

特許情報をいろいろと調べてみましたが、ミカルディスに代わる新薬は開発されていませんし、あとはリストラをして体質を改善していくくらいしか残された方法はありません。

 

というわけで、ベーリンガーインゲルハイムでは会社に在籍期間が長い人だけでなく、まだ会社に入って2〜3年の人でも成績が良くない人の場合は容赦なく肩たたきに遭います。

 

特に、目立った結果を出せていない人や研究開発職の人は危険でしょう。

また、勉強不足の人も危険です。

 

私のブログでは、製薬会社の特許権侵害訴訟の記事をアップすると、製薬会社の人たちから多くのアクセスが来ます。

基本的に特許法を勉強しているユーザーに向けて書いているので専門用語も使っているのですが、それでも読んでくれます。

 

中には、転職を念頭において、知識を得ようと考えている人も多いと思われます。

 

たとえば、中外製薬の特許が切れても、製法特許については特許は切れていないのでまだまだ中外製薬は強い、など転職を念頭に置いて知識を得ようと考えていらっしゃるのでしょう。

 

このような方たちは、必然的に「優秀な人材」になるので会社としては残ってほしいタイプの人たちなのですが、優秀な人ほど、どんどん転職していってしまいます。

 

逆に言うと、常に勉強していない人は業界動向にも疎いですし、会社にとってはお荷物の存在になっていってしまうわけです。

 

 

今現在会社で良い結果を出せていないのでリストラが怖い、という人は、勉強をしつつ、転職活動をするのが良いでしょう。

なお、知財業界限定でしたら必要な場合には弁理士である我々が情報をお渡しできますので、お問い合わせください。