従業員10人以下の企業、所員10名以下の小さな事務所の場合、弁理士や特許技術者、特許事務員の募集をするときに「アットホーム」さを売りにしていることがあります。「小さい企業」「小さい事務所」であることは悪いことではないのですが、小さい企業・事務所=いつ潰れるかわからない事務所と考え応募を控える人がいるため、ポジティブな言い方をしています。

特許事務所は必ずしも大きいことが良いとは言えないので、小さい事務所でも良いところはたくさんあります。
しかし、過度なアットホームさをアピールしてくる事務所は少し危険な香りがします。

アットホームという言葉は悪く言うと「公私混同」とも捉えることができます。
たとえば、従業員の誕生日を所員みんなで祝うイベントを開くことはアットホーム=公私混同の良い例です。

普通の人は自分の誕生日は身近な人だけに祝ってもらいたいものですが、恩着せがましく祝ってくるのです。

このような企業や事務所は危険です。
憶測で書いているわけではなく、こういう「アットホーム」な企業や特許事務所で実際にパワハラ被害に遭った例が多いのです。

もし「アットホームな特許事務所」に転職を考えている場合は、目を見開いて面接に挑んでください。少しでも違和感を覚えたら絶対に転職しないようにしてください。
ちなみに、経営者がコンサルタントをしている場合には「自分をよく見せる」ことにかけては天才的ですのでその本性を見抜くことは至難の業です。

しかし、見抜く方法はあります。
その方法は・・・ここで書いてしまうと使えなくなってしまうので書くのは避けておきましょう。

心配な方はご相談ください。