CAD(Computer Aided Design)はこれまで手作業だった設計や製図をコンピュータで行うため、手書きのものに比べて修正が容易で、データの共有・管理がしやすいというメリットがあります。
そのため、CADは図面の設計、作図をするのに欠かせないツールとなりました。

そして、CADオペレーターはものづくりの場で大活躍するようになりました。

たとえば、建設(建築・土木)業界、インテリア・福祉業界、家電・アパレル業界、自動車など機械系の製造業界等では、なくてはならない存在です。

未経験者の場合は、スキルを磨き一人前になることを考えて資格取得も視野にいれて仕事をすることが大事です。ある程度経験を積めばフリーランスとしてもやっていけるようになります。

ただし、独立してリスクを負いたくない。営業をしたくない、安定がほしいという方は、高収入を求めて転職をするのが良いでしょう。

 

では、どんな企業へ転職すればよいのでしょうか。

 

過去のスキルを活かして高い収入を得るという意味では、過去に仕事をしてきた業界が良いことになります。
自動車業界なら自動車業界、建築業界なら建築業界です。

高いスキルを持った人材は大いに歓迎されます。

 

でも、過去に仕事をしてきた業界がバラバラで専門性を一つに絞れない場合や、将来独立するために専門性を絞りたくない人の場合にはどうしたらよいでしょうか。

そんなときには、今までとは全く違う業界で仕事を求めてみるとよいでしょう。

 

私のお勧めは、特許業界です。

特許業界なんて聞いたことが無いかもしれませんね。

特許業界では、特許権や意匠権をとるための図面を描く必要があります。
そのために、様々な業界での経験が活かせるのです。

一人のCADオペレーターが多くの仕事を手がけることになるので、特許業界でのCADオペレーターの求人が出ることは稀です。

事務員の求人ならよく出ますが、CADオペレーターの求人はごくたまにしか出ません。

 

しかし、特許業界でのCADオペレーターの仕事は非常に魅力的です。

上述したように多種多様な業界の仕事をすることができますし、テレワークもかなり認められていますし、何より「世界で初めてのデザイン」に触れられ知的好奇心が刺激されるというのが大きいです。
特許業界で扱う技術者デザインは世間の人達はまだ目にしたことが無いものばかりです。

そんな秘密のデザインを自分たちだけは見ることが出来るので高い守秘義務が課せられると同時に、斬新なデザインを扱うことが出来るのでワクワクします。

年収も悪くないので、新しいもの好きな人には向いています。

 

ただし、既に述べたように特許業界でのCADオペレーターの求人は稀です。通常は、企業で働くことになるでしょう。

でも、運が良ければ特許業界で働くことができます。

特許業界は他の業界に比べると平均年収が高めで働きやすいので運良く特許業界でCADオペレーターの仕事を見つけたらぜひ応募してみてください。

 

なお、ハローワークなどでCADオペレーターの良い求人を見つけられることはまずないでしょうから、特許業界でCADオペレーターとして働きたい場合には、私へ問い合わせてくださっても構いません。

なお、特許業界ってよくわからないという方は、このサイトの他の記事をお読みいただくか私に直接ご質問ください。