あなたが現在企業にお勤めで、特許事務所への転職を考えていらっしゃる場合、転職してよいかどうか悩んでいらっしゃるでしょう。

理由の一つは、年収が下がることだと思われます。

現在それなりに収入を得ている研究者や知財部員の方は、現在の収入と待遇を捨ててまで特許事務所へ転職するのはリスキーだと考えて当然です。

 

未経験分野に飛び込むと一時的に年収は下がります。100万円以上下がることはざらでしょう。
特許事務所での福利厚生は企業ほど手厚くはないことも考えるともっと下がるかもしれません。

企業の研究者や知財部員にとってこれはリスクです。
特に扶養家族がいる場合には、おいそれと出来る決断ではありません。

 

しかし、リスクをとらないことは実は代償を伴います。

・どうしようと思い悩み続けるので苦しくなる。
・嫌いな仕事を続けていると不幸せな気分になる。
・挑戦しない自分を責めて自己嫌悪に陥る。

このような理由から、あなたは既に代償を支払っているのです。
このまま悩み続けると更に代償を支払うことになるので、リスクをとるかとどまるかの決断は早めにつけるべきです。

 

しかし、無鉄砲が良いわけではありません。ギャンブルのような賭けに出るのは単なる無謀な行為です。
そのため、あてもなく突然仕事を辞めるような行為は避けるべきです。

 

行動をとる前に以下のことを考えます。

・現状維持とリスクをとることとを天秤にかけた場合、どちらの収入が多くどちらの幸福が大きいか。5年後、10年後は?
・リスクをとるだけの価値があるか。
・勝算はあるか。
・自分の年齢や立場的に許されるか

 

いきなり仕事を辞めるのではなく、仕事をしながらの転職活動は理にかなっています。

リスクを避けることよりも、とるべきリスクとは何かを考えて行動を起こせば失敗の危険性は減らせます。

もしあなたがまだ20代だったら、飛び込んでみることをお勧めします。
飛び込んでみて合わなかったら再び企業に転職することは可能だからです。

30代後半からはかなりリスキーになりますのでよく考えて行動されてください。

 

フェイスブックの創始者のマーク・ザッカーバーグは「人生で最大のリスクは、リスクをとらないことだ。現代のように目まぐるしく変化する時代では、失敗が保証されている唯一の戦略は、リスクをとらないことである」と言っています。

生涯安定的な仕事なんてもはやありません。
かつては栄華を誇った大企業も今では・・・というニュースはよく見聞きします。

今リスクをとるか後で後悔するか
よく考えて決定されてください。

壁打ち相手がほしいという方にはいつでも相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせください。