よく、直属の上司(上長)が凄く変な人だとか圧をかけてくるという理由で会社に行くのがしんどいというご相談を受けます。

そんなとき、「耐える」という決断を取る人がいます。

我慢して耐え続ければいずれ出世できるのだから今は耐えよう。
自分が偉くなったときにはあんな上司にならないように気をつけよう。

 

・・・しかし、何年も我慢し、気づいたときには組織の色に染まり、自分があれほど毛嫌いしていた「嫌な上司」になります。

O社やM社など、不正会計が明るみになった会社では、代表取締役が「嫌な人間」でした。
自分の利益のことだけを考え、自分に従う人間だけ上の地位に引き上げます。
代表取締役は代表の地位を退いても会長となって権力の座に居座ります。

上が腐っていると下も腐ります。

したがって、「上司が嫌な人間である場合、その上司も嫌な人間である。そして、一番上の地位の人間も嫌な人間である。なぜなら上の人は自分に都合の良い人間を後継者に選ぶからである」と考えて良いでしょう。

 

年功序列の会社では「我慢」をすればするほど退職金が多くなるので、昔の人たちは黙って耐えてきました。

しかし、今は終身雇用制度は崩壊しています。
大企業でも安定した企業なんてありません。

 

ということは、上司が嫌な人間である場合には逃げてしまった方が良いのです。

そして、どこでも生きていけるように自分の力をつけます。

その手段の一つとして、弁理士資格など、難関資格取得は悪いものではありません。

 

もちろん、逃げた先がブラック企業だった場合、また逃げなくてはいけなくなります。

したがって、事前に入念な下調べが必要です。

 

組織の大きさに関わらず、しっかりと調べてください。

また、規模で会社を選ぶことは避けてください。特に、特許事務所は小さくても良い組織はたくさんあります。

特許事務所を見る際にも、やはりトップの人間の人柄は重要です。

いつもお金の話ばかりしているトップは従業員の利益を減らしてでも利益を高くしようとしている人かもしれません。
いつも自分の腕を自慢しているトップは、従業員に対しても口うるさい人かもしれません。

他者を見下す発言をするトップは、あなたのいないところであなたを馬鹿にするでしょう。

 

資本主義社会という戦いの中で生きる我々はキツくなりがちです。
しかし、だからこそトップは理想が高く穏やかな人間であることが求められるのです。

間違っても、考えの違う他者を馬鹿にする人の下で働いてはいけません。
・・・でも、一社ずつ調べていたらいくら時間があっても足りない・・・。

 

そんな心配をお持ちの方はぜひご相談ください。

私は色々な企業について調べたので情報提供いたします。