弁理士として稼ぐには特許明細書(他、中間等)の量をこなすか、単価を上げるか外国案件を手掛けるかというのが主な方法だと思います。
このうち単価に関しては事務所の方針なので自分でできることは少ないと思います。
そこで、英語や中国語を学んで外国案件を手掛けるという方法が考えられます。
しかし、言うは易く行うは難しです。
英語が嫌いな人にとっては英語学習は弁理士試験以上の苦行です。
中には英語アレルギーを持っている人も多いのではないでしょうか。
さて、そんな英語嫌いの人が英語を学ばずに済む方法は無いのでしょうか。
もちろんあります。
それは、翻訳を他者に任せるという方法です。
自分で翻訳したほうが早いかもしれませんが、意思疎通がしっかり出来ていれば、優秀な特許翻訳者が翻訳してくれます。
優秀な特許翻訳者ってたくさんいますからね。
そんな人たちに頼って、自分は日本語で特許明細書を書けばよいというわけです。
もちろん特許明細書を書いているだけでは飽きてしまいますから、営業をして新規顧客を掴んだり、セミナーをしたり、委員会活動に参加したり・・・と弁理士ならではの様々な活動をしてみると良いのではないでしょうか。
そうした課外活動を認めて報酬に上乗せしてくれる特許事務所もあります。
苦手な英語を苦しみながら学ぶよりも、苦手なことは得意な人に任せて自分は得意なことに注力するという働き方も賢いと思います。
チームで働くとそんな働き方ができますよね。
全て一人で出来る完璧な人も魅力的ですが、苦手なことは他者に任せて自分は得意なことに専念するという働き方は専門家として考えてみても良い働き方だと思います。