終身雇用制度が崩れつつある現在では、ここに雇ってもらっていれば大丈夫!なんて言える企業は無くなってしまいました。
富士通のような会社でも実質的な早期退職を行っていますし、製薬業界では大正製薬などの会社が早期退職制度を導入しました。
年功序列型の企業は、若いうちは収入が少なくて大変ですが、年をとれば安定してくるというメリットがあります。
しかし、終身雇用制度が崩壊すると、この年功序列型のメリットが失われます。
すなわち、欧米のような実力主義型となり、実力の無い者は年齢に関わらず会社を追い出されます。
40代でまだローンの支払いが終わっておらず子供の学費の支払いがあるのに肩たたきに遭う恐怖は想像するだけで血の気が引きそうです。
このような時代において競争社会を生き抜くにはどうしたら良いのでしょうか。
その答えの一つが、生涯使えるスキルを身につけることです。
では、どんなスキルが生涯使えるスキルなのでしょうか。
生涯食べていける使えるスキル
生涯使えるスキルとは、定年まで、または定年後も使えるスキルのことを指します。
これは、一般的には英語のように汎用的なスキルのことを指すことが多いでしょうが、非常に使える専門的なスキルも存在します。
そして、これは業界以外の人にはあまり知られていません。
だから、私もそんなに多くのスキルは知りません。
私が知っている生涯使える専門的なスキルは、「特許明細書作成スキル」です。
特許明細書なんて聞いたこともないという人が多いかもしれませんね。
これは、特許技術者と呼ばれる職業の人たちのスキルです。
主に特許事務所と呼ばれる事務所で特許明細書を作成します。
特許明細書とは、その名の通り、特許に関する書類です。
特許とは、技術的思想の創作である発明を特許庁に出願し特許庁審査官により査定を受けた発明に与えられるものです。
このうち、発明については企業や個人の発明者が行います。
そして、それを特許明細書に落とし込むのが特許技術者の仕事です。
これは非常に頭を使う仕事です。
覚えなければいけないことがたくさんあって、一人前になるには3年近くかかるでしょう。
ただし、何らかの技術分野(たとえば機械、電気、化学など)についての知識さえ持っていれば未経験でも就くことができる職業です。
なぜなら、どこの特許事務所もエンジニア不足で困っているからです。
よく、プログラマーが足りないという話を聞くと思いますが、特許技術者も全然足りていません。
ですから、他業界だと未経験では雇ってもらえなくても特許業界だとわりと簡単に仕事が見つかったりします。
では、なぜ需要と供給のバランスが取れていないのかというと、一番の原因は「職業の知名度の低さ」ではないかと私は考えています。
だって、特許技術者という職業、初めて聞く人もいるのではないでしょうか?
そして、その職業の上位版である難関資格「弁理士」について知っている人はどれくらいいるでしょうか。
理系の大学を出ていれば弁理士の名前くらいは聞いたことがあると思いますが、一般的にはマイナーな職業です。
法律に関わる職業というと弁護士ばかりがもてはやされ弁理士が話題に上がるということはあまりありません。
技術も法律も知らなければいけない大変な職業であり年収が高いにもかかわらずここまで知名度の低い職業はあまりないのではないかと思います。
そんなわけで、理系のバックグラウンドがある人が特許技術者に転職すると、未経験でも喜ばれます。
ただ、未経験の人を受け入れてくれる特許事務所を自分で探し出すのは大変でしょう。
いくら人材不足とはいっても、教育コストを考えると、年齢が上がれば上がるほど採用を躊躇してしまう特許事務所が増えるからです。
そこで、詳しい情報が欲しい方はお問い合わせください。
弁理士である私が様々な情報をお渡しします。
あなたが知財業界にいらっしゃるのを楽しみにしております。
この問い合わせがあなたの人生を好転させるきっかけとなるように最大限の尽力をいたします。