昔は安定した高収入の仕事として銀行員は花形でしたが、最近は雲行きが変わってきました。

マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏が「将来、銀行はなくなる」と指摘したように、AIによってなくなる業種の第1位は銀行と言われています。
フィンテック化やキャッシュレス化が進み、複雑な数字の計算はAIが代替することになります。

 

手数料が格安のネット銀行も増えてきました。

「ATMでお金を出し入れするときに何でお金がかかるんだ?自分のお金なのに・・・」と思っている人も多く、また、融資を受けられないことからリアル銀行に敵意を向ける人までいます。

 

今後は、銀行では大規模リストラが行われ、大手に入っても子会社へ飛ばされ収入が激減、そしてまたリストラ対象にされ、もう飛ばされる先が無い・・・という将来を憂う銀行員もいるでしょう。

 

そんな銀行員は転職を考えると思います。

過去の経験を活かすことが出来て収入の高い仕事にはどんなものがあるでしょうか。

 

いろいろと候補があるでしょうが、私のお勧めは特許事務所です。
特許事務所で弁理士として働くのです。

 

特許事務所も弁理士も初耳だという人もいるかもしれません。
かなりレアな職業ですから。

 

しかし、年収はまずまずですし(平均年収750万円)実力次第では年収数千万円も夢では無いので、会社に頼るのではなく自分の力で食べていきたいという人にはうってつけの仕事です。

 

基本的には理系でないとなれませんし、文系でなったとしても苦労しますが、高校のときに物理が好きだったとか数学が得意だったという人には向いています。
また、銀行員をされている人のなかには保険や金融の知識が豊富な人も多いでしょう。そんな人は変わり種の弁理士として重宝されます。座学で学べるMBAよりも余程価値があるでしょう。

問題は、弁理士になるには難関国家資格(理系最高峰と呼ばれているのでそれなりに難しいです)に受からなくてはいけないという点と、資格をとっただけでは就職できないということです。

特許事務所での実務経験が重視されるので、よほど若くないと弁理士資格を持っているだけの人は就職先がありません(20代から遅くても30代半ばまでに取得の必要がある)。

 

もし将来的に弁理士になって特許事務所で働きたい場合には、先に転職をして実務経験を身につけておいた方が安心です。

もし現段階で就職先が見つからないようなら、弁理士になっても転職は難しいでしょう。

 

もし弁理士になりたいけれど客観的にどの程度向いているのか知りたいという方はお問い合わせください。

場合によっては特許業界に来ない方が良いという選択肢もあるでしょう。
仕事ですから辛いこともたくさんあります。
その辛さに耐えられそうもない、今の仕事の方が向いているのではないかと考えたら転職せずに留まるというのも手です。
ご自身の経歴や年齢等を総合考慮し、判断をしましょう。