フリーの翻訳者が翻訳の仕事を得たいと思っても、「翻訳年数○年以上」というように翻訳者としての経験が条件とされていることが多いと思います。

すると、経験が必要な仕事は出来ません。

 

では、未経験でもOKの仕事をすれば良いと考えるかもしれません。

 

しかし、未経験でも可の仕事は単価が非常に安く設定されています。

 

たとえば、クラウドワークスやランサーズで未経験可の翻訳の仕事はコンビニバイトの時給よりも低いのではないかと思うような単価です。

まあ、それでも我慢して○年以上続けるという選択肢もあります。

 

他にも、アメリアネットワークという会に入会して未経験可能の仕事をもらうという方法もあります。

ただし、アメリアに入会するには入会金(5400円)及び年会費(16200円)を払わなければいけません。
仕事を貰うためにこの年会費を払うのはキツイですよね・・・。

 

そこで、未経験者がお金をもらいながら仕事を得る方法をお話したいと思います。

 

その方法は、ズバリ、

 

 

特許事務所へ就職すること

 

です。

 

 

特許事務所では、特許翻訳をすることになります。

特許翻訳とは、明細書と呼ばれる特許の出願書類を翻訳することを言います。

技術が好きでないと少し辛いですし、読み書きのみの英語力が必要ですから、英語を聞いたり話したりすることが好きという人には向きません。
ただし、普通の翻訳とは違って技術や法律、判例の知識も必要な分、報酬は高めです。

 

私の友人の弁理士は、子供が小さいうちは弁理士としてフルタイムで働かず、特許翻訳の仕事をしていました。

弁理士と比べたら収入は低いのですが、在宅可能な特許事務所もあり、かなり自由に働けます。

 

多くの特許事務所では特許翻訳のできる人材を募集しています。
特に大手の特許事務所ほど常時募集している状態です。

 

若くてTOEICの点数が860点以上あって技術の勉強をする姿勢を持っているならば、理系の大学を出ていなくても就職できるでしょう。

 

なお、法律や判例については裁判所のサイトを見ても難しくて理解するのに時間がかかってしまいます。知財の知識に重要部分だけをわかりやすく簡単にした情報をたくさん載せていますからご覧下さい。

弁理士試験はレベルが違いすぎてこれだけの知識では太刀打ちできませんが、特許翻訳者として生きていくために必要な知識は十分なはずです。

 

まだ経験値の低い翻訳者さんは、特許翻訳に興味をお持ちでしたら、ぜひ特許事務所の門を叩いてみてください。
そして、3年以上そこで経験を積めば、フリーランスの特許翻訳者として仕事を得ることも出来るようになります。

 

特許事務所へ就職する際には転職先情報が必要です。

未経験の場合は「若さ」が最大の売りですので、一日も早く転職活動を始めましょう!

なお、他にも心配なことや相談したいことがございましたらお問い合わせ下さい。