ニュースを見ていたら、会社員の56%が転職に前向きというデータが示されていました。

「転職は、自分の理想とする働き方を実現するために有効」「平均寿命が80歳を超しているのだから、一つの仕事にこだわらず、様々な仕事を経験すべき」など、あらゆる世代において従業員は転職についてポジティブな意見を持っているようです。

転職希望者が転職にポジティブな意見を持つ理由

たしかに、一昔前と比べると転職に対し、皆さんそれほどネガティブな印象を持っていないようです。

転職経験がない会社員の約3人に1人が現在転職を考えていると聞きますし。

 

現在の会社では、
給料が低すぎる。理想の働き方ができない。長時間仕事に拘束されてしまう。プライベートの時間がとれない。仕事へのやりがいが感じられない。etc…

といった理由により、転職を考えてしまうようです。

 

 

しかし、それはあくまでも転職者から見た話。
人事や経営者から見ると、転職回数の多さというものは気になってしまうでしょう。

 

企業から見た転職のイメージ

現代においても、転職回数や在職期間、退職理由(表向きの退職理由ではなく、本音)を気にする企業は相変わらず多いといえます。

在職期間が2年以内で2社以上転職を繰り返している人は不採用というルールを決めているところも多いといいます。

従業員の意識は変わっても、雇い主の意識はそれほど大きく変わっていないのが現状のようです。

 

知財業界の転職事情

比較的転職活動が多く行われる知財業界では、他の業界に比べ、転職活動に対する意識も更にポジティブなものが多いようです。

他の業界の人が見たら驚くほど転職活動が頻繁に行われていると言えるでしょう。

 

しかし、「知財業界だし転職しよう」と安易に考えることは危険です。

なぜなら、「他の業界よりは人材の流動が見られるとは言え、あまりにも転職回数が多い人材は避けたい」のが事実だからです。

 

また、弁理士資格を持っていないと知財業界での転職は大変です。

知的財産管理技能検定という試験もありますが、弁理士試験と比べると難易度が低いため、1級に受かっていても転職時にはあまり重視してくれないようです。

とはいえ、企業、特に大企業に勤めているのなら知財部への転職は楽です。
大企業から大企業、大企業から中小企業への転職はスムーズに行きます。

これは知財管理技能検定1級を持っているからというよりは、大企業のブランド力に寄るものが大きいでしょう。

 

新卒で20代で大企業知財部に入って、その後退職。旅行や英語留学などを経て20代や30代で別の大企業知財部へ転職ということはかなり余裕です。

 

反対に、30代以上で中小企業(特許事務所含む)から大企業知財部への転職は大変です。
不可能ではありませんが、大変です。

 

高学歴でも大変です。弁理士資格を持っている人は高学歴の人が多いと思いますが、良い大学を出ていても大学名で判断してくれません。

それくらい、転職においては「若さ」というものが重視されます。

 

もちろん、いくら若くても20代で3回以上転職しているような場合には大企業への就職は難しいでしょう。

 

どちらかというと大企業の人事部はベンチャー企業等と比べると保守的な考えを持っていることが多いので、何度も転職を繰り返す人は、扱いにくい存在として敬遠されてしまうことが多いからです。

 

転職において若さは非常に大事です。
同時に、一箇所に落ち着いて経験を積むということも大事です。

 

年収や勤務時間、オフィス環境など、表面的な条件を重視しすぎて20代30代で何度も転職を繰り返すと、30代後半以降になって書類選考さえ通過しない事実を目の当たりにし愕然とすることもあるでしょう。

 

そんな人は、潔く大企業知財部への転職は諦めて、特許事務所に絞って転職活動をしたほうがいいです。

「どうしても知財部で仕事をしたいんだ!」という方は、次の転職で定年まで勤め上げる気で転職活動に挑んでください。

 

転職活動はかなりの長期戦となることが見込まれますが不可能ではありません。

こちらで特許事務所から企業知財部への転職成功法弁理士が就職する方法について説明しているので御覧ください。

 

現代において、「これさえとれば仕事には困らない」というような魔法の資格は存在しません。

しかし、「とれば就職に有利になる資格」というものは存在します。

そして、弁理士資格はその一つです。

 

弁理士資格さえあれば生涯安泰とまでは言えませんが、転職時には有利に作用します。

 

弁理士資格と実務経験を積んだ人材は転職市場において有利になります。

 

特に、40代以降は通常は転職なんて怖くてできなくなってしまいますが、弁理士資格を持ち、知財部や特許事務所で実務経験を積んできた人は楽々と転職出来ます。

これは、他の業界では見られない現象です。

 

50代でも実務経験豊富な弁理士は転職市場で高い値がつくのです。

 

しかし、注意しなければいけないこととして、「弁理士資格を持っているだけでは不十分で、実務経験が必須」ということを挙げておきたいと思います。

 

定年退職後も仕事をしたいからといって、50代になって弁理士試験の勉強を始めても、全く関係ない分野で実務経験を積んできた場合、弁理士資格はとったものの仕事がないということもありえます。

そんなわけで、転職前には十分に情報を得てから行動に移してください。

 

一人で転職活動をするのは大変なので、転職エージェントの力を借り、たくさんの情報をもらいましょう。

お勧めの転職エージェント

 

なお、20代で既に3回以上、30代で5回以上転職しているような人は、弁理士資格を持っていても転職時には不利になる可能性があります。

そんな方は、お手数ですがお問い合わせよりご連絡ください。

たくさんの弁理士を特許事務所へ転職させてきた敏腕転職エージェントをご紹介いたします。

 

彼いわく、「いくら弁理士資格を持ち実務経験が豊富でも、転職回数が多すぎる人は人間的に問題があるとみなされて面接で落とされることが多い」そうです・・・。