サービス残業が当たり前の公務員。
総務省がまとめた調査では、地方公務員の残業時間が158.4時間となり、民間事業所の残業時間154時間を上回る結果になりました(「2015地方公務員の時間外勤務に関する実態調査」)
国家公務員の場合はさらにひどく、残業時間は全体平均で235時間といいます。

過労死寸前の働き方をしていては、キャリアアップの前に死んでしまいます。
若手実力派は、次々と霞が関を離れるようになりました。

あなたも同様に公務員を辞めようと思っているのではないでしょうか。
しかし、どこが優良転職先かわからない。また残業時間の多いところで働きたくない。
と思っているのではないでしょうか。

自分の技術力を活かして食べていきたい。
という人にお勧めの転職先は特許事務所です。特許事務所の中の特許技術者という仕事です。
特許庁へ提出する技術文書を書く仕事です。
難しい国家試験に合格すると弁理士になれます。弁理士は理系最高峰の資格と呼ばれています。

特許事務所は一般企業と比べ規模が小さく、少数精鋭で実力主義の世界です。
未経験で転職する場合、最初は年収450〜500万程度ですが、実力のある人ならどんどん年収がアップします。
5年以内に年収1000万円を超えることは珍しくありません。
実力がない場合には年収は平均的な額(780万円)程度ですが、それでも難関資格が無いとできない仕事であることから高給取りです。

ただし、実力すぎが行き過ぎて人間の心を失っているような人が多いのもまた事実です。
少なくとも私が仲良くしている弁理士たちにそんな人はいませんが、そういう人に悩まされている特許事務所従業員はたくさんいます。

ですから、転職する際にはよく吟味しなくてはいけません。

 

でも、外から眺めたときと中に入ったときでは見える景色が違うでしょう。

 

また、激務の公務員は転職に十分な時間を割かないために失敗しやすいともいえます。
一言でいうと、自分の人生に関することなのに転職エージェントに丸投げして、行きたくもない特許事務所へ転職してしまったという人が大勢います。

転職エージェントは無料で利用出来るのですが、このような「意図せぬ押し込め」を行うことがあります(押し込めが起きやすいビジネスモデルであるため)。
そのために転職先でパワハラに遭い、再度転職するという例がよくあります。

転職において「すべて他人任せ」は絶対にしてはいけません。
他人の意見は参考にしても、それに従う必要はありません。
自分の頭で考え、心に聞き、本当に行きたい企業、事務所へ転職するのが正しい転職のあり方です。

どんなに時間がなくても自分で情報を得る努力をしなくてはいけません。

また、家族等、本当に信頼できる人に相談すべきです(ただし、家族はあなたを大切に思ってはいるがその業界についてプロとは限りません。憶測で話をすることが多いので気を付けてください)。

身近に特許事務所について詳しいことを知っている人がいないという場合には私に聞いてくださっても構いません。
その場合でも私の言うことを鵜呑みにする必要はありません。

弁理士として、自分だったらこんなアドバイスを受けたいと思うような情報提供をいたします。
お問い合わせ