転職活動が盛んな特許業界では、転職エージェントに登録して転職活動をする人もたくさんいます。

私もかつては特許事務所への転職には転職エージェントが役に立つと考え、積極的に勧めてきました。

 

しかし、たくさんの転職者からのご意見をいただき、考えが変わりました。

 
企業への転職には転職エージェントは役に立ちますが、
特許事務所への転職にエージェントは必要ありません。

 

なぜなら、転職エージェントを利用しない特許事務所こそ優良特許事務所であることが多いからです。
 
人材の採用に転職エージェントを使う特許事務所は
①弁理士が抜けてその穴を埋める人材が緊急に必要になった特許事務所
②急激に拡大している特許事務所
③所員定着率が悪く慢性的に人材を募集している特許事務所
のいずれかです。

 
また、あまりにも狭すぎる業界が故に転職エージェントに頼らずとも、必要な情報は直ぐに手に入ります。

もちろん業界未経験の人では無理でしょう。

しかし、あなたが弁理士なら弁理士仲間に聞けばいいのです。
しばらく会っていない友達にコンタクトをとって雑談ついでに特許事務所情報を聞き出せば良いでしょう。

もしあなたが弁理士でないのなら私があなたに変わって友人やゼミ生、知人らに情報を求めることにより、エージェントでは手に入らない事務所情報を手に入れてきます(もちろんあなたが弁理士の場合でも何人もの人に会う労力を減らすために喜んで情報提供させていただきます)

 

流石に公開情報にするわけにはいきませんが、赤裸々な事務所情報をお伝え出来ます。

金銭は一切必要ありません。

特許業界が健全化するならそれくらいの手間は大したことありません。
私は弁理士試験受験生に勉強を教えているので、彼ら彼女らが働く業界が汚染されることは許せません。

 

転職エージェントを利用せずに転職することのメリット

 

転職エージェントを利用せずに転職することのメリットの一つ目は、何といっても、転職成功確率の増大です。

転職エージェントを利用し転職すると、事務所側から転職エージェントへお金が支払われます。

その額はときには数百万に至ります(弁理士の場合は大体200〜300万円くらい。特許技術者で120〜210万円くらい)。

 

それだけの金額は出来るなら払いたくないでしょう。そのため、30歳未経験の人材のように採ろうか採らないか迷った人材については「採らない」決断をされます。
(なお、そんな人にご自身で転職活動してもらったところ、容易に転職先が見つかりました。彼の意見を欲しい場合はお問い合わせください。ご紹介いたします。)

 

また、40代以降の知財業界未経験の転職者はサービスの提供を断られます。テキトーな案件を2つ3つ提示されただけであとは音沙汰なしです。一応案件の紹介だけはしてくれますが絶対に転職先は決まりません。これは恐ろしいほど多くの人から情報が寄せられたので完全なる事実です。

 

転職エージェントを利用せずに転職することのメリットの2つ目は、転職エージェントに支払うはずだった費用を還元してもらえる可能性があるということです

事務所が転職エージェントを通じて人材を雇った場合、エージェントにときには数百万円を超える金額を支払います。
エージェントを利用しなければ事務所はその分安くあなたを手に入れることができるのです。
ということはその分あなたに還元してもらってもいいわけですよね。

私がご紹介するときには、そんな論理を使って転職者様の給与やボーナスを高くしてもらっています(笑)
私は事務所さんから一円も頂いていないので、そんな給与交渉も可能なのです。

 
なお、転職エージェントに給与交渉はしてもらわないほうがいいです。逆に下げられてしまいます。事務所側は採用者の年収が高いほどエージェントに高額の費用を支払うことになります。そのため、事務所側に年俸を下げるインセンティブはあっても、年俸をあげるメリットが無いのです。
実際に、エージェントに高いお金を支払いたくないからと行って安い年俸で雇った特許事務所さんがいらっしゃいます・・・。

 

転職エージェントを利用せずに転職することのメリットの3つ目は、転職エージェントを利用したくない優良特許事務所へ転職できる確率が上がる点です。

上述したように転職エージェントの利用料は高額です。そのため、特許事務所は転職エージェントを利用したくありません。

しかし、そんな事務所こそ実は隠れた優良事務所であることは少なくありません。

 

実際、私が人材を送り込んできた特許事務所は非常に優良な特許事務所です。
従業員を大切にし教育制度も整っています。
そんな事務所は転職エージェントとは手を組まないことも多々あります。口コミで人が集まるので転職エージェントは必要ないからです。

 

そのため、転職者は優良特許事務所をみすみす逃すことになります。

優良特許事務所で転職エージェントを利用しているところは、事業拡大をしていて人材が必要になったところだけですね。
うちのゼミ生さん(まだ弁理士じゃなくて特許技術者)が最近そんな事務所に移られましたが(そもそも所長と知り合いだった)、給料アップ&ストレスフリーで楽しく仕事をされています。もちろん転職エージェントは使っていませんよ。
使っていない分待遇がめちゃくちゃ良いです。残業無し&仕事中に読書しているとか・・・(笑)
 
なお、事業拡大をしていても転職エージェントを使わないところは多いですね。母校の人材に来てもらう等皆さん違う手段で人材を集めていらっしゃいます。
全然知らない人材紹介会社に紹介してもらうよりも同じ業界の人や一緒に働いていたことのある人からの紹介のほうが良いと考えるのも無理はありません。
だって、人材紹介会社経由で来る人は半ば押し込められてくる人なのでマッチ度が低いんです。1年我慢して止めてしまうような人ばかりですね。

 
ですから、企業へ転職するのではなく特許事務所へ転職する場合は、どうぞ知人に頼ってください。
そして、知人の他にも情報が欲しい方はどうぞお問い合わせください。
必要な情報は提供いたします。
タイミングによっては新規採用をしていなくて入所出来ないことも多いですが、半年から1年間待ってポストが空いたために入所できた人もいます。
 

あなたはエージェントを儲けさせるために転職するわけではありません。
どうぞあなた自身のより良い未来のために転職してください。
そして、知財業界を好きでいてください。
 

なお、企業知財部へ転職する場合には、転職エージェントを利用してください。

特に、最大手への登録は必須です。案件数は日本No.1ですから。

 

詳しくはこちらでご説明しています。

お勧めの転職エージェント

なお、企業知財部へ行きたい場合でも一部大企業限定ですが大企業知財部員の方たちをご紹介出来ますのでお問い合わせください。