特許事務所の所長さんたちとお話する機会があるのですが、そのときに「こんな人材がほしい」「うちは採用条件をこんな風にしている」という話を聞けることがあります。

特許事務所によって求められる人物像は変わるのですが、どこの特許事務所さんでもそんなに変わらない特許事務所に普遍的な採用条件についてお話したいと思います。

 

1.ITや機械、化学、電気に詳しい特許技術者がほしい。
(この分野は出願件数も多く、どこでも必要とされています)

 

2.未経験の弁理士資格保有者と弁理士資格を持っていない実務経験者だと後者がほしい。
(特許技術者経験者は大人気!)

 

3.できるだけ若い人がほしい。未経験でも理系で若ければ採用。弁理士資格を持っていてTOEIC900点でも未経験なら35歳まで。
(場所によっては未経験でも39歳までOKなところがありますが、理系院卒以上で英語力のある人に限られることが多いようです)

 

4. 弁理士資格を持っていてTOEIC900点でも未経験なら事務員枠で採用される可能性がある。(その後数年経って実力がついたら弁理士として働ける)

 

5. 35歳以上でも実力のある人は積極的に採用したい。

特許事務所で求められる人物像
特許事務所で求められる人物像

以上見ていただいた通り、弁理士資格がなくても特許事務所に転職できます。というか、特許事務所では技術の分かる人を欲しがっているので、文系で弁理士資格を持っている人よりも、大学時代に技術について学んでいた無資格者の方がずっと有利です。

 

文系で弁理士資格を持っていても転職時には苦労することになるので、弁理士資格を取る前に特許事務所に特許技術者や事務員として採用されて経験を積んでおいた方がいいかもしれません。30歳を超えると書類も通過しないことになってしまいますから。

 

年齢が高くなると、20ヶ所に応募しても1か所からしか返事がない可能性もあります。
自分一人で何十通も履歴書を書くのではそれだけで疲れ果ててしまいます。

ま知財業界での転職を考えている方は私にお問い合わせくださっても構いません。

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