現在、新薬の製薬会社では研究開発職の人たちのリストラが相次いでいます。

大きな原因の一つが新薬の特許切れです。

これについてはブログなどで色々と説明したのでここでは説明しませんが、武田薬品のような超大手製薬会社も大正製薬やアステラス製薬も研究者の人たちはリストラの対象となっています。

 

そして、かつては後発医薬品の製薬会社がリストラされた人たちの受け入れ先になっていたのですが、2018年現在では、ジェネリック医薬品の会社は先発医薬品の会社からリストラされてきた人を受け入れてくれません。

 

したがって、別の製薬会社の早期退職制度に応じる人は、後発医薬品の会社以外の転職先を探さなければいけません。

 

では、どんなところへ行けば良いのでしょうか。

 

 

私のお勧めは、

 

 

特許事務所です。

 

 

研究開発職をしていた人たちの多くは、特許明細書を書いた経験があると思います。

 

そして、知財部員や弁理士に直された経験もあるでしょう。

 

人によっては特許明細書なんて嫌いという人もいるかもしれません。

 

しかし、企業の研究開発職を長く続けてきた人は、特許事務所では貴重な人材です。

 

そんな人が特許事務所で特許技術者として働いてくれると、数年後には優秀な特許明細書書きに化けてくれる可能性が高いからです。

 

私の知人の特許事務所の所長さんも研究開発経験のある特許技術者を欲しがっている人がたくさんいます。

 

このように、製薬会社というくくりだけでみると研究開発職の人は転職先が見つからないのですが、自分のスキルやキャリアを活かせるところはどこだろう、と考えると、自分を高く買ってくれる転職先を見つけることができます。

 

未経験の場合は特許技術者の1年目の年収は低いのですが、数年経てば年収はかなり上がります。

 

特に、弁理士試験に合格すると、年収は1000万円を超える人もたくさんいます。

 

 

製薬会社で早期退職に応じようかどうか迷っている人や、このまま製薬業界にいることが心配な人は、早い段階で特許事務所への転職を考えてみてください。

 

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