弁理士法人や特許事務所の良し悪しを見極めるポイントとして、採用担当者が挙げられます。

これは、その弁理士法人や特許事務所の顔とも言うべき重要なポストである採用担当がどんな人かによってその企業・事務所のことがわかるということです。

通常は、その企業や事務所のことをよくわかっていてある程度高い立場にいる人が採用担当となります。代表や所長自らが採用担当であることもよくあります。

 

ところが、影の権力者であるお局様的立場の人間が採用担当をしていることがあります。(事務所と従業員のことを大切に思っている人ならば問題ありません。ただし所長の親族だとちょっと問題ありかも・・。)

また、人手不足で困っているところは理想の採用担当とは真逆の人材を採用担当のポストに置きます。

 

なお、最近はフェイスブックやツイッター等SNSを利用して求人をしている特許事務所も増えてきました。この場合、投稿内容を見れば採用担当者の人となりが分かるので見極めに最適です。

人間味があふれる楽しい投稿をしている人が採用担当者ならちょっと期待してしまいますよね。

逆にネガティブ発言ばかりしている採用担当者だったら、この弁理士法人や特許事務所は大丈夫なのか?と思ってしまいます。

 

さて、SNSの場合は上述した見極めポイントの他に良い指標があります。

「採用担当者なのに所属法人名・事務所名を明かさない」場合は危険です。
その採用担当者が炎上した場合に責任を持つつもりはなく逃げる気なので不誠実な特許事務所といえます。
こんな弁理士法人や特許事務所は給与面や待遇でも平然と嘘をつくでしょう。

本来SNSは広告としても優れているために、楽しい投稿が出来る人が選ばれます。
または堅苦しい投稿をしている場合もあります。
堅苦しい投稿はつまらないのですが炎上の危険性が最も少ないからです。

 

採用担当者がどんな人かによってその事務所に行こうかどうかの決定打となることもあります。

転職時にはぜひこのような観点から転職先の特許事務所を見て、評価と選定に役立ててください。
なお、多くの場合には所長自らがSNS投稿をしている場合も多いといえます。
基本的にはキラキラした投稿ですが、そんなSNS界だからこそ違和感を覚える投稿には目を光らせてください。
その「違和感」がその投稿者の本音であり、あなたと相性の合わない点です。

応募前には目を光らせて、入ってからは目を瞑って・・・が一番平和に働けるでしょう。