IT企業は長時間労働の企業が多いため、SEやプログラマーとしての仕事自体は楽しくても、会社を辞めたいと思う人が多くいます。
しかし、退職金もあまり期待できないし、それなら・・・ということで、自分が開発したシステム等を持ち出して、それを利用して起業したり、転職後の会社への手土産にしよう、と考える人がいます。
しかし、それは刑事罰の適用がある絶対にやってはいけないことなのです。
「何で?こんなことやっている人いくらでもいるだろ?」
そう思ってしまうかもしれません。
簡単にできることですからね。
しかし、これは、会社のお金を盗むことと同じです。
会社の知的財産という財産を盗んでいるのですから。
「会社の財産じゃなくて、俺の創ったシステムだ」
そう思うかもしれません。
しかし、従業員が書いたプログラムなどは職務著作として、著作権は全て会社のものになります。
ずるいと思いますか?
従業員の立場だけから見たらそう思っても仕方ないかもしれませんね。
しかし、もう少し客観的に見てみましょう。
会社はあなたを雇用し、あなたに給与を支払っています。
この給与の中には、システム開発費用などが既に含まれています。
それにもかかわらず、退職後になって元従業員が著作権を主張してきたら、会社の利益がなくなってしまいます。
したがって、著作権法では、従業員が創作した著作物(この著作物にはプログラムも当然に含まれます)の著作権は原則として会社に帰属することとなっています。
以上見てきたように、たとえあなたがプログラムを書いたり、システムを開発したのだとしても、その著作権は発生と同時に会社のものとなるため、それを持って退職してはいけないのです。
「薄給なのに、何も持ち帰れないのか。じゃあ、このままこの会社で奴隷として働くしかないのか・・・」
そんなに意気消沈しないでください。
薄給の会社を辞めるのはいいことです。
もっと給料の高い会社に転職すればいいだけの話なのですから。
SEやプログラマーが年収をアップさせる方法
ここで、SEやプログラマーが年収をアップさせる方法をご説明したいと思います。
プログラマーが年収をアップさせる方法
まず、一つの方法として、プログラム言語を多数こなせるようにするのが良いでしょう。
たとえば、プログラム言語の中で最も高年収を期待できるのは「Python」です。
「Perl」や「Ruby」、「C」、そして「JavaScript」のいずれかも使いこなせると汎用性の高い人材となれます。(多ければ多いほど良いとはいえませんが)
また、あなたが今プログラマーとして働いているのなら、まずは転職してSEとして働いてみてください。
なぜなら、プログラムを書くことだけが仕事のプログラマーよりも幅広い仕事をこなさなくてはいけないSEの方が収入が多いからです。
転職のポイントは、SEとしてスキルを磨けるIT起業に転職するということです。
会社によってはSEとしてのスキルを積むというよりも、雑務を押し付けられて自分のレベルアップにつながらないことばかりをさせられることになります。
SEが年収をアップさせる方法
あなたが現在IT企業で働いている場合は、非IT企業へ転職することをお勧めいたします。
非IT企業で社内SEとして働くのです。
大きめの会社に雇って貰えれば、収入も高いですし、何よりのメリットは、「IT企業に比べ残業時間が少ない」ということです。
会社に拘束される時間が短ければ、副業など他のことをする時間がとれます。
それにより、年収の合計が高くなるのです。
もちろん、副業を禁止している企業もあるので、会社の規則には注意しなければいけません。
なお、私も常にではありませんが、優良企業のポストを教えてもらうことがありますので、そんな情報がほしい方はお問い合わせ下さい。
空きが出たらすぐに埋まってしまうことが多いため、事前にお問い合わせいただいた方から順番にご紹介していきます。