知財(特許や商標等)の専門家である弁理士をご存知でしょうか?
弁理士の下位職種として特許技術者や商標技術者という仕事もあります。

これら弁理士、特許技術者という仕事は特許に関わる仕事をするだけあって、理系の人間でないと務まりません。
また、学歴も重視されます。
英語力も必要です。

 

ところが、超有名大学出身でなくても、さらには英語が苦手でも重宝してもらえることがあります。

 

それは、その弁理士や特許技術者の性格が極めて良いときです。

 
学歴は夜間大学や社会人大学院に通うことによって取得することが出来ます。
また、コミュニケーション力は後天的に身につけられます。

TOEICの点数も時間をかければ確実に上げられます。

しかし、性格は先天的なためになかなか変えることが出来ません。

 

そのため、一部の特許事務所では、チームメンバーとして重宝されることがあります。
性格の良い人は自分のためだけでなく人のために努力し、組織全体の生産性を高めてくれるからです。

また、カリスマ的な力を持つ敏腕弁理士からも信頼されるでしょう。
有能弁理士ほどの能力を持たないため最初は冷たく当たられるかもしれませんが、気持ちの清々しさはエース弁理士の心も溶かします。
エース弁理士と性格の良い弁理士はお互いに良いメンバーとして支え合う関係にもなれるでしょう。
(なお、この記事において性格の良さばかりを強調していますが、自分を高めることにひたすら貪欲な弁理士もまた魅力的です。邪念が無いからです。)

「性格の良い人」は自己主張しないので異性からモテないことはよくありますし貧乏くじを引きがちです。
でも、そんなところがかえって魅力的なのもまた事実です。
 

ところで、先程から何度も「性格が良い」と言っていますが、具体的にはどのようなことを言うのでしょうか。

ここで性格が良いとは、裏表の無い性格と定義付けておきたいと思います。

 

その人の前でも別の人の前でも態度や発言が変わらず、人によく見られようとするための努力ばかりをしない人です。おべっかは使わず真っ直ぐな性格のため、簡単に人からの信頼を勝ち得ることが出来ます。

 

こういう人は虚栄心が無いので場の空気が癒やされます。

 

反対に虚栄心が強く権力に弱い人はトラブルを引き起こします。

人のことを口先だけで褒めたり権威のある人に媚びへつらったり表面を取り繕って自分を良く見せようとする人は、後に力を得たときに組織を破壊する危険性を秘めています。

他者から気に入られるために悪いことを悪いと言わないので嫌われはしませんが好かれもしません。むしろ、コアが無いために(あったとしても権力を持っている人やお金持ちほど偉い等歪んだ価値観)褒めた相手から嫌われるということもよくあります。

 

高い英語力を鼻にかける人や本心を見せようとしない人も危険です。

このタイプの人は履歴書は立派なのに面接で落とされることがよくあります。

そのときに、「見る目の無い企業や特許事務所はこちらから願い下げだ」と思うかもしれませんが、恐らく、その人を落とした企業や特許事務所はとても見る目があるのです。

(もちろん例外もあります。かつて英語力が自慢の特許技術者に散々な目に遭った特許事務所が英語力の高い特許技術者を面接で落としてしまいました。でも、その人は有能なだけでなく性格の良い人でした。)

 

 

知財業界に頭の良い人はいくらでもいます。
でも、性格の良い人は希少です。

 

だからこそ、総合的な力は劣っていても転職に成功することが高いといえます。
しかも「性格が良い会社」に。

 

あなたの周りにそんな「性格の良い理系」の人がいらっしゃったらぜひご紹介ください。

 

え、あなたが「性格の良い理系」の人ですか?

ぜひご連絡ください!お近づきになりたいです。