最近ではシングルマザーは珍しくなくなってきました。

私の小学生の娘の友人にもシングルマザーに育てられている子が何人かいます。
皆、昔の「シングルマザーに育てられている子は暗い」というイメージを感じさせないごく普通の子たちです。

しかし、シングルマザーの生活の過酷さは相変わらずのようです。

 

子育てと仕事を両立できずに身体を壊したり鬱になる人、収入が足りず仕事を掛け持ちしたために倒れてしまう人、解雇されてしまいずっと仕事がみつからない人、子供との時間をとれず悲しい思いをしている人・・・

 

これは、少子化対策の一環としてシングルマザーに救いの手を差し伸べない国にも大いに責任があるでしょう。

(子育てしながらフルタイムで仕事をするのがどれほど大変か!!しかも女性であるというだけで男性よりも給与が低い。)

 

・・・しかし、現状では国に文句を言っても仕方がないので現実的な解決策を考えていきたいと思います。

子供がいる女性ほど、資格取得のために時間やお金を補助すべきだと思いますけどね!(まだ言ってる)

さて、現代の日本ではシングルに厳しい(偏見もまだ多い)のでなかなか転職先が決まらないというシングルマザーの多くいらっしゃると思います。

 

そんな方は、まずは子供の世話を頼める人を確保してください。

出来るなら、両親と同居出来るのが一番です。

 

しかし、そういうわけにもいかない方も多いでしょう。

 

その場合は、認可外ではない保育所に子供の世話をお願いしましょう。

出来ることなら可愛い盛りの子供と多くの時間を過ごすため、子供が小さいうちは残業時間の少ない仕事をしましょう。
少しでも収入をと考えて働きすぎてお母さんが倒れてしまったら、小さな子供は生きていけなくなってしまいます。

 

子供のためにもお母さんの健康を第一に考えてください(体調が悪いなと感じたら子供を病院に連れていくついでに自分も診てもらった方が良いでしょう。私はそれすらもしないである日突然倒れたことがあります・・・)

 

シングルマザーと労働環境

シングルマザーは両親と同居していない限り、保育所から突然「お子さんが熱を出しました」等との連絡を受け、仕事中でも子供のもとに駆けつけなければいけないことがあります。

職場の経営者や上司がそうしたことに理解を示してくれていれば良いのですが、そうでない場合には子供の元に駆けつけることもできず、または子供を優先したために解雇されるという状況に陥ることもあります。

 

こんなことにならないように、予めその職場の人がどれだけシングルマザーに理解を示してくれているかを知っておきましょう。

 

経営者や上司が女性だからと言ってシングルマザーに優しいとは限りません。

むしろ、「シングルだけ優遇されていてズルい」と感じて意地悪をしてくる先輩女性がいる恐れがあります。

 

したがって、転職前にはシングルマザーが働きやすい職場かどうかをしっかりと下調べする必要があります。

 

とはいっても、それぞれの求人ごとに下調べをしている時間も余裕も無いでしょう。

 

そこで、転職をする際には、企業の情報を得ることが大事になります。

シングルマザーと母子手当

労働環境の良いところで働くことが重要だと書きましたが、シングルマザーの場合は、同時に母子手当のことも考えたほうが良いでしょう。

 

というのも、母子手当は収入が増えるほど減額されてしまうからです。

 

まず、そもそも母子手当とは何かということですが、これは基本的には「児童扶養手当」のことです。
離婚・死別で母子家庭または父子家庭になった人や未婚の母親に支給されるものです。

 

児童扶養手当が支給される条件としては、

・父母の離婚
・父又は母の死亡
・未婚の母の子供
・父または母が障害を持っている

などがあげられます。

上記のような条件(他にも条件があります。詳しくは役所などでお尋ねください)を満たしている場合に、役所で手続きを行うと支給されます。

自分から手続きを行わないと支給されないのでご注意ください。

 

児童扶養手当の額は、収入と扶養家族の人数によって変わります。
たとえば、年収が57万円以下の場合、全額支給されるので児童一人では月に42000円となります。

 

収入がある程度あると、月に9千円程度に下がります。

 

年収が230万円を超えると全く支給されません。

 

子供が二人の場合は年収95万円未満で全額支給されますが、年収が268万円を超えると児童扶養手当は全く貰えなくなります。
これってちょっと酷いですね・・・。

 

子供は国の宝なのだからこういうところに国はお金を出さなければいけないと思います。
他に削るべきどころはいくらでもあると思いますけどね・・・。

 

さて、上述したように、子供が一人の場合、年収が230万円を超えると児童扶養手当は全くもらえなくなるので、転職の際には年収に気をつけなくてはいけません。

 

たとえば、残業が多めで年収が230万円近くあるところだと、子供との時間も減ってしまいますし、全ての残業をこなすと年収が230万円を超えてしまう可能性があります。

また、気前よくボーナスを数万円出してもらったおかげで年収が230万円を超えてしまい、児童扶養手当が全くもらえなくなるという可能性もあります。

 

こうしたことは、雇う側の人間は詳しく知っていない場合が多いといえます。

 

したがって、児童扶養手当については貴方自信が調べて把握して置かなければ、残業が増え年収も数千円増えたおかげで児童扶養手当数十万円がぱぁということにもなりかねません。

 

面倒でもしっかりと調べておきましょう。

 

わからないことや不安なことがある場合には地域の役所にいって尋ねてみましょう。

 

シングルマザーの仕事と将来性

子供が小さいうちは、残業が少なめで仕事量も収入も減らして児童扶養手当に頼って生きていくのが良いでしょう。
無駄遣いをしなければ十分に生きていけるはずです。

 

子供がある程度大きくなったら、将来のことを考えて専門的な仕事に就くのも良いでしょう。

 

たとえば、子供が小学校高学年以降なら、これからの教育費のことなども考えて収入の多い仕事に就きましょう。

 

私の個人的なお勧めは特許事務です。

 

特許事務とは聞きなれない仕事かもしれませんね。

でも、だからこそ高収入でお勧めなのです。

 

詳しいことは特許事務の仕事内容のところで説明しています。

過去に事務職をしていた人にはすんなりとできる仕事です。

 

子供が赤ちゃん〜小学校低学年のうちは普通の事務の仕事で年収200万円程度を稼ぎ児童扶養手当を貰い、子供が大きくなったら特許事務員となって年収300万円へとステップアップするのが良いでしょう。

数年働いてキャリアを積めば、年収は400万円程度にはなるでしょう。

 

これなら、貯金もできるはずです。

 

まとめ

シングルマザーは収入を増やすためにがむしゃらに働いてしまう人も多くいます。

しかし、仕事と育児を両立させるのは至難の業です。

 

したがって、少額ですが、児童扶養手当に頼って子供が小さなうちは無理をせず低収入で生活しましょう。
無理に収入を増やしても児童扶養手当を減らされてしまいますから。

 

子供がある程度大きくなったらご自分のキャリアと子供の将来のためにも高収入を見込める仕事に就きましょう。

 

特許事務員という仕事はお勧めではありますが、場所によって働きやすさには雲泥の差がありますので、転職する前には必ず情報を得ましょう。

特許事務所に関してはご相談ください。

 

苦しいときには、子供の視点で自分を見てください。
お子さんは誰よりもあなたを愛していますよ。

あなたがお子さんと一緒に楽しく幸せに過ごせることを心よりお祈り申し上げています!