転職は人生において大きなイベントなので、多くの人は誰かに相談しています。
そして、相談相手となるのは、家族、友達、同僚、先輩、恋人、上司、元同僚、転職エージェントなどが挙げられます。
これらの人たちが相談相手としてふさわしいのかどうかについて見ていきたいと思います。

家族や恋人

あなたのことを誰よりも大切に思ってくれている人です。真剣に話を聞いてくれます。ただし、客観性が無く冷静になれないという欠点も持ちます。特にその家族にあなたが転職しようとしている業界で働いた経験が無い場合、妄想に基づいた不要なアドバイスをしてくることがあります。
家族が良かれと思ってしたアドバイスが何の役にも立たないということはよくあります。
したがって、家族の言うことは話半分に聞いて、メンタル面での支えとなってもらうのが良いでしょう。

 

転職エージェント

営利企業なのであなたが転職に成功して自分たちが儲かることを第一に考えています。これは仕方がありません。ただし、そのことは念頭に置いてください。
上記家族よりは業界のことを知っているとはいえ、心から信頼するのは禁物です。良い業者かどうかを見極めるには、しつこく何度も連絡をとって(例;違う企業を紹介してください)それでも丁寧に対応してくれるかどうかを見ると良いでしょう。「感じの良い人」かどうかで言っていることの信ぴょう性を判断すると失敗します。

 

友達

家族ほど利害関係がありませんが、その分客観的な意見をくれます。とはいえ、あくまでもその友人の人生やキャリアの範囲内に収まるので過信は禁物です。
お金にもならないのにあなたのことを一生懸命に考えてくれる友達を持っていたらあなたは幸せ者です。そんな友達は生涯大切にしてください。

同僚

余程信頼していない限り、同僚には転職するということを述べるべきではありません。噂が広がってしまうと転職が不利になるからです。
ただし、その同僚も転職を考えている場合、心強い転職仲間になるかもしれません。

元同僚

元同僚があなたの希望する業界へ転職していた場合、心強い相談相手となります。ぜひコンタクトをとるべきです!!

上司

引き止めをしてくるので相談相手には向いていません。

先輩

先輩も同僚と同じように信頼できる人ならば相談しても良いと思いますが基本的にはあまり転職の話はしない方が良いでしょう。

 

以上見てきたように、転職を考えたときにまず相談すべき相手は ”あなたが転職を希望している業界へ転職した元同僚” です。
こんな人がいたらぜひお話の機会を設けてください。

それから、実際に転職するときに有効なのが、「現在その転職先企業で働いている同僚になる予定の人」との話です。
もちろん採用担当者や転職エージェントの息がかかっていては会社に都合の良いことしか言わないので、そうではない人と話すのです。
こういう人とコンタクトをとるのは難しいのですが、転職の決定打となることが非常に多いと言えます。

私は、過去に転職の相談を受けたときに、たまたまその人が希望する転職先に知人がいたのでその方は運よく話をすることができました。そして、安心して転職されました。でもこういうことはレアですので、ダメもとで聞いてみて、ダメだったら別の手段を探すと良いでしょう。たとえば、休憩時間に従業員の人にそっと声をかけてみたり(異性は避けましょう)、声をかけるのがためらわれる場合には様子をうかがってみてください。様子を観察するだけでも、たとえば「疲れていそうだ」とか「楽しそうに働いているな」ということがわかります。

他にも色々と方法は考えられますが、ここではこの程度にしておきましょう。もし相談相手がほしいという場合には私でよければ相談相手になりますのでお気軽にご相談ください。