これは私の偏見に過ぎないかもしれませんが、大企業知財部にはコミュニケーションを取るのが上手い人が多いという印象を持っています。話していても切り返しが上手く、頭の良い人が多いなというイメージがあります。

 

一方、特許事務所に関しては千差万別です。
小さい特許事務所だとそこの特許事務所の所長如何によって雰囲気が変わってしまうことが多いと思います。

 

ただし、他者をコントロールするような厳し目の所長の元でも、そこで働いている弁理士や事務員たちは和気あいあいと仲良く働いていたりするので必ずしも所長で全てが決まるというものでもありません。

本当に千差万別です。
特許事務所は中小企業と同じですからね。良い所もあれば駄目な事務所もあります。

 

特許事務所は”高学歴の墓場”だとか”高学歴だけどコミュ障の働く場所”なんて揶揄されることもありますが、これも場所によるといえます。

 

そんなところもあるでしょうが、私が仲良くしている弁理士さんたちはそうしたイメージとはほど遠い、爽やかで快活な人が多いように感じます。(今度座談会をする弁理士さんもアウトドア派で爽やか!あと、普段仲の良い女性弁理士さんたちは知的で会話の楽しい人たちが多い)

 

ですから、”弁理士とはこういうものだ””特許事務所はこういうところだ”と決めつけるのではなく、「実際に自分の目で見て」判断すべきです。

 

さもないと情報に踊らされ見えない手で操られることになってしまいます。

 

特許事務所に向いている人とは
特許事務所に向いている人とは

たとえば、昔受験予備校で「弁理士になれば年収1000万円!独立すれば2000万円も夢じゃない!」なんて宣伝文句を見ましたが、「積極的に開示していない情報がある→暗に隠している情報がある」ということに気づかなくてはいけません。

 

先程の宣伝文句で開示されていない情報を付け足すと、(かっこがきオレンジ色が付け足し部分)

「弁理士にな(って必死で働いて実力をつけ)れば年収1000万円(になる可能性がある。ただし、商標弁理士・意匠弁理士には無理)!独立すれば2000万円(稼げる可能性もあるけれど最近は弁理士増により開業してもクライアントが見つからず廃業するケースも多い)も夢じゃない(けどあなたの努力次第です)!」

ということになります。

この括弧書きを知らずに予備校の宣伝文句に踊らされてしまうと「弁理士資格はとったものの食えない・・・」ということになります。

 

 

また、弁理士試験の勉強内容は弁理士実務とはかけ離れています。
(ここ最近は実務よりの傾向がありますが)
 

したがって、「弁理士になりたい!」と思ったら、高いお金を払って勉強を始める前に(ちなみに受験予備校は結果にコミットするわけではないので、とりあえず試験を受ける人がいるほど儲かるビジネスモデルになります。通信教育はドル箱です。近い将来価格破壊が起こるでしょう)特許業界に飛び込んでみるのも良いのではないでしょうか。そして、弁理士の仕事=特許明細書を書く ということに苦手意識が無ければ、弁理士試験の勉強をはじめて見てください。

 

なお、知財部で働く場合には弁理士資格は多少有利には働くかもしれませんが必須ではありません。知財部に転職したい場合には「若さ」が有利に働きます。
したがって、知財業界未経験の場合でも他の仕事を3年以上続けていて志望動機もしっかりしている人なら企業の知財部で働けるでしょう。

 

一方、弁理士資格を持ち特許事務所で経験をいくら積んでも(経験を積めば積むほど年をとりますし)企業の知財部に行くことは困難です。場所を選ばなければいけますが、選びたいですよね・・・。

 

したがって、一度特許事務所で働いて実務経験を積んでいるのなら、明細書を書くという仕事が余程嫌でない限りその道のプロとして生きていくべきだと思います。

 

なお、企業の知財部の方が絶対に良いというわけではありません。安定しているという意味で企業の方が良いだろうと言っているだけであって、下手な企業の知財部よりも余程優れた特許事務所はたくさんあります。

 

一部の特許事務所がブラックなだけです。

 

したがって、ブラックさえ選ばなければ特許事務所は快適です。

そして、どうすればブラックを選ばないで済むかというと、実際にその事務所で働いている人に話を聞いてみると良いでしょう。
もしそんな機会が得られない場合は、情報をお渡しいたしますのでお問い合わせください。

なお企業知財部については私もそれほど情報を持っているわけではないので(大手企業知財部勤務の人たちなら紹介してあげることの出来る人たちはいます)、転職エージェントから情報を得てください。

転職エージェントは無料で利用できるのに転職時には大いに力を発揮してくれるので、活用しなくては勿体無いですよ。