先週弁理士会のマドプロ講座を受講しました。マドプロ出願件数よりも直接出願数が多いというデータが印象的でした。なぜ直接出願が多いのかというと、中国への出願が多いためです。
データで見ると圧倒的だなあと思いました。

商標の仕事はAIに奪われるなんて話を聞きますが、少なくとも中国語のできる弁理士にとっては関係のない話だと思います。
反対に、英語しか出来ない弁理士の場合は、まだ若いのなら中国語にも挑戦すべきだと思います。商標弁理士にとって中国語学習は、それだけの価値のあることだと思います。

将来的に、スタッフ数が100人を超える大事務所でパートナー的な立ち位置で部下を抱えて働きたいという人にとっては、中国語はやっておいた方が良いと思います。一方、将来独立して個人事務所で特許も商標も何でもやっていきたいという人の場合は、中国語よりも特許明細書の書き方を覚えたほうが良いのかもしれません。

もちろん特許の得意な弁理士と共同で特許事務所を立ち上げた方が効率的だと思いますが、仲良く経営していくのって難しいので、特許と商標で仕事内容が分かれるのなら、夫婦関係なんてベストかもしれません。

偉くなりたい、権力を得たいというのではなく細々と楽しく暮らしたいというのなら、一人事務所経営は満足度が高いと思います。煩わしい人間関係がないので。

のんびり楽しく生きるよりも、メチャクチャ稼いで多くの人に影響を及ぼしたいという欲がある場合には、個人事務所を経営している場合でもどんどん人を増やしていくべきだと思います。
または大きめの事務所でパートナーや副所長の地位を狙うのも良いと思います。

 

人には、どこかに所属しながらも唯一無二の存在でいたいという、根源的な欲求があります。
商標弁理士がこの欲求を満たすには、特許事務所で権力を握ることが手っ取り早いと思うのです。

あとは、独立して趣味も楽しむという生き方でしょうか。
知人の商標弁理士で副所長をやっていらっしゃる方が新しい趣味を始めたと仰っていましたが、時間的にも精神的にも余裕があるからこそできる生き方だなあと思いました。

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