どこの業界でもそうですが、年齢が上がれば上がるほど未経験での転職は難しくなります。
知財業界、特に弁理士(志望者)の場合は技術理解力が非常に重要なので技術理解力さえあれば大卒ではなく高専卒でも割と楽に受かります。

しかし、年齢が35歳以上で知財業界未経験の場合、技術理解力が無いと履歴書を送っても書類選考に通過しないことがあります。英語が得意な人なら一流大学を出ている場合好意的にとってもらえるので受かることがあります。
また、過去の職務において華々しい成果をあげた人も同様です(職務経歴書を盛るという意味ではない)。

しかし、学歴が高いわけでもなく仕事で素晴らしい成果をあげたわけでもない人が知財業界への転職に成功するにはどうしたら良いのでしょうか。

 

それは、裏技を使うことです。

裏技といっても変なことをするわけではありません。「変」ではなく「大変」なことをするのです。
すなわち、「採用募集広告を出していない特許事務所に手当たり次第に履歴書を送る」のです。

採用募集広告を出している事務所へは強力なライバルが応募してくるために勝つことが出来ません。
ならば、ライバルのいないところを狙うのです。
広告を出していないところならライバルがいませんよね。
しかし、広告を出していない=採用募集していないということではないのです。
お金をかけてまでやることではないと思っているから広告を出していない可能性があるんです。

最近は人材難で転職サイトに広告を出してもほとんど応募が無いそうです。
あるにはあるのですが望んでいる人物像とズレている人のようです。

というわけで、非常に大変ですが、コツコツと履歴書を送り続けてください。

さすがに企業知財部は無理ですが、小さな特許事務所ならば入れる可能性がありますよ。

 

ただし、一点注意してください。

その特許事務所はあまり好ましい特許事務所ではない可能性は十分にあります。

ですから、パワハラ事務所に入所してしまう危険性はあります。そこは承知の上で挑んでください・・・!