知財業界未経験者は、特許事務所を一般企業と同じように考え、大手=良い特許事務所と考えています。
しかし、特許事務所はおしなべて中小企業なので、一般的な考え方を当てはめては本質が見えなくなります。
実は小さな特許事務所の方が入所が難しいです。
小さなといっても、「弱小」という意味ではなく「少数精鋭」の事務所(本当の意味で)です。
ホームページではあまり見分けがつかないでしょうが、「弱小特許事務所」は人が少ないだけです。
一方、少数精鋭の特許事務所は人数は少なくても超優秀な人しかいません。
クライアントが企業の知財部(弁理士であることも多い)であるため、中小個人が相手なら誤魔化せるような仕事が出来ないのです。
その分、明細書の質は半端なく高いです。
また、新人採用の試験も難しく、超優秀な人しか採りません。
質が下がるからです。
弁理士の仕事というものは、個人でやるため個人の力量によって明細書の質や売り上げが変わります。
優秀な弁理士が一人いればそれで成立してしまいます。
なので、小さい事務所に面接へ行って落ちてしまうということはよくありますが、落ち込む必要はありません。
その事務所で望む人物像が超高すぎるのが原因です。
その特許事務所では時間をかけて育ててあげるほど価値のある優秀な人だけを採りたいと思っているのです。
でも、そんな人一握りです。
普通の人は落とされます。
それでも少数精鋭事務所で働きたいという方や将来一流の弁理士になりたいという方は、ご相談ください。
少数精鋭特許事務所の見分け方をお伝えいたします。
ただし、落とされる確率は高いので覚悟はしておいてください。
高い論理的思考力(なかなか身につかない)を持っていないと落とされます・・・。
合格率は15パーセントくらいです。