最新技術を扱ったり、海外に出願する機会があるので「かっこいい」イメージのある(?)知財の仕事ですが、知財部や知財担当者の仕事は非常に地味です。

ですから、知財部で働きたい人は、コツコツ型で協調を重んじるタイプの人の方がいいでしょう。

自分が主役で目立ちたいタイプの人には向いていない仕事だと思われます。

あいぴー
うちの会社は、なんとなくチーたんに知財担当をしてもらっているけど、最近、本当は別の人に任せた方が良かったやないかなって思い直しとる。

知財を生み出すのはチーたんみたいな発明者だから、そのチーたんが知財業務なんてしとると勿体ないわ。

チーたん
ぼくは研究が好きだから、研究だけに没頭していたいと思っていたよ。
でも、ふっくんと話していたら、知財の仕事も楽しいって思うようになったよ。
忙しすぎて時間が足りないけど
ふっくん
知財の仕事を楽しめるなら、そんな人が知財担当になってくれると会社としては助かると思います。

チーたん
内容としてはいろいろあるよね。
ぼくは、出願業務は嫌だけど、発明を発掘したりライセンスの交渉をするのは結構楽しいかも。

ふっくん
ではチーたんが知財担当者を続けるのがいいのかもしれませんよ

あいぴー
そうやな。
うちに他に知財担当になってくれそうな人材はおらんし、熱意のあるチーたんがやってくれるのが一番かもしれんな。
チーたん
既に会社にいる人が弁理士資格や知財検定に受かってくれれば知財担当者として理想だね。ぼくも挑戦してみようかな
ふっくん
チーたんは弁理士資格を取る必要はないと思いますよ。それよりも得意の研究開発を頑張るべきです。出願業務は外部か知財担当者に任せればいいのですから。

弁理士業務は非常に地味ですよ。

他人の出願を助けるのが仕事です。自分が主役になることはありません。

知財を生み出す発明者は脚光を浴びるのに、裏方の弁理士は表に出てくることはほとんどありません。

クリエイティブな仕事をしたい人には向いていないと思いますよ。

チーたん
ぼくもあいぴーもものづくりが好きだから裏方の仕事は嫌だな(笑)
ふっくん
知財の仕事は黒子ですよ。

ただ、発明者と特許事務所、または発明者と営業部の橋渡しなどはコミュニケーションが得意な人には楽しい仕事ですし、弁理士になれば常に最新技術を把握できますし、好きな人にはたまらない仕事であることは間違いありません。

チーたん
あいぴーが出願費用を節約しろってうるさいから自分で出願出来るようになるのが僕の今の目標だよ。
ふっくん
経営者と社員は立場が違うので考えが対立することも多いでしょうね。

しかし、異なる立場の者同士が理解し合うのが大事だと思います。

エンジニアが経営を理解し、経営者が研究開発を奨励すれば、協力して仕事にかかれますよね。

あいぴー
とりあえず、知財担当者は現状維持、チーたんのままで、知財戦略はふっくんに任せてうちはものづくりをがんばるわ!
チーたん
あいぴーの「ものづくり」って、だれも読みたくない小説を書くことじゃないかぁ(ToT)