研究開発部のない会社だけでなく、ある会社でも、社外の発明を取り入れることは事業戦略上非常に有効です。
実際にオープンイノベーションの一環として積極的に社外発明を取り入れている会社もあります。
一人の天才発明者よりも100人の凡人の発明の方が優れているからです。
社外発明とは、会社や組織の人間以外の人からのアイデアの提案を採用し製品化等することです。
方法はいろいろ考えられます。
例えば、大学で発明してもらったり、共同で発明したり、又は大学の発明を買取ります。
また、一般からアイデアを公募することもできます。
最近は消費者とクリエイターやマーケターの境目が曖昧になっているので、効果的な方法です。
応募は出来たら証明付きの手紙で受け取るようにしましょう。
インターネットでは不安ですし、電話でアイデアを述べてもらうなんて論外です。
無用なトラブルに巻き込まれないように、必ず証拠が残るようにしましょう。
人間なら誰でも知的財産を生み出す可能性がありますからね。
些細な発明と思っても、それが事業を左右するほど大きな影響力を持つ可能性もあります。
アウトソースといえば、開発部門にはコストがかかるので、開発自体をアウトソースするというのも、戦略の一つです。
何度も述べたように、中小企業は自分が一番得意なことだけに注力し、その他のことはアウトソースしてしまえばいいのです。
総務部だって海外へアウトソースできますよ。
日本人に高い給料を払って国内に総務部を維持するよりも、優秀な中国人にアウトソースできることは任せてしまいましょう。
もちろん、秘密管理にはくれぐれも気をつけてください
知財部は会社の命です。知財が外部へ流出すると、会社はおしまいです
その大企業だって外部にいろいろとアウトソースしていますよ。
中小企業だって、自分が苦手なことを得意としている会社と手を組むことにより、大企業以上の機動性、簡素化を図れます。
PRの意味でも特許や商標、意匠権の取得は重要です