人気漫画がドラマ化したりアニメ化したり、海外で翻訳されることはよくあることです。

そのような翻訳作品やリメイク作品は「二次的著作物」と呼ばれています。

翻訳作品は元の作品がわかりやすいのでいいのですが、基にする作品があって、それとそっくり同じではないが似ているところがある作品は二次的著作物と言い切れるのか微妙です。

チーたん
アメリカのドラマって面白いよね。日本語版吹き替えをしている声優さんもいいよね
あいぴー
めっちゃ儲かってそうやな。海外ドラマはオモロイだけでなく、アメリカの会社は金儲けが上手いから日本は大赤字やな。
アニメでマネタイズがんばらんと。
チーたん
ぼくらが日本語吹き替え版のDVDを買ったり借りたりすると、著作権料はアメリカの会社にも行くの?
ふっくん
もちろんです。

日本語版に翻訳されたものは、二次的著作物といって、これについて利用したい人は二次的著作物の著作者の許諾を得るだけでなく、現著作物の著作者の許諾を得なくてはいけません。

ふっくん
二次的著作物には翻訳されたものだけでなく、編曲や脚色、翻案されたものも含まれます。

例えば、「荒野の七人」は黒沢明監督の「七人の侍」の翻案ですから、「荒野の七人」は二次的著作物になります。
原著作者に支払いはほとんどされていませんが。

チーたん
スターウォーズは?
黒沢明監督の「七人の侍」そのものじゃない?

じだいげきがジェダイの騎士で、一番のくろおびがオビ=ワン・ケノービでしょ?
お姫様たちキャラクターの他にも演出の仕方とか類似点がいっぱいあるよ。


ふっくん
そうですが、この場合は翻案物であるとして原著作者に著作権使用料を支払わなくてもいい気がしますね。

かなり雰囲気が変わって別の作品になっていますから。

通常、翻案物とは小説を漫画やアニメにするように形を変えることです。
キャラクターやストーリーを似せているとか着想を得ただけでは著作権侵害にはなりません。

ふっくん
これは私の意見ですが、こういった素晴らしい作品への尊敬の念や憧れから作られた作品は、その旨を作品の冒頭に明示したらそれだけでいいのではないかな、と思います。

必ずしも「二次的著作物」として、原著作者に著作権の使用料を支払わなくてもいいでしょう。

「ライオンキング」だって、「ジャングル大帝」をマネなんかしていない!と言って逃げるのではなく、「手塚作品は素晴らしい!」とライオンキングの冒頭にでも表示してもらえたら、手塚プロダクション側としては、もうそれだけでお金なんていらないと思います。

ふっくん
先人の作品をリスペクトすることはいいことだと思います。
憧れや尊敬の気持ちが文化の発展に寄与するのですから。

新人漫画家も、漫画家の鳥山明氏の絵柄を真似て一生懸命練習したのならそれをどうどうと主張すればいいのです。

「俺の絵を真似たな!著作権料払え!」なんてことには絶対なりませんから。

お金が絡むとせっかくの面白い作品も白々しく見えてしまうので、アメリカの映画・アニメファンとしては、あまりうるさく著作権を主張して欲しくないです。

あいぴー
ドラゴンボールはどうなるん?西遊記の翻案物やろ?

ふっくん
微妙ですね。確かに悟空は名前も同じですし、ブルマが三蔵法師でヤムチャが沙悟浄でウーロンが猪八戒ですが、天竺を目指しているわけではないですしね。サイヤ人が出てくるころには全く別の作品になっていますし。

というか、そもそも西遊記は大昔の作品ですので著作権はとうの昔に切れています。だから、西遊記の著作権については気にしなくて大丈夫です


チーたん
じゃあ、僕も童話とか御伽噺のリメイク作ろ~。かぐや姫とかシンデレラなんか面白くなりそうじゃない?

あいぴー
もうジブリとディズニーによって創られとるわ